4日、米サイバー軍司令官兼国家安全保障局局長に就任したポール・ナカソネ氏(米国家安全保障局提供・共同)
【ワシントン共同】米戦略軍傘下のサイバー軍が4日、独立した統合軍に格上げされ、日系人のポール・ナカソネ陸軍大将(54)が新司令官に就任した。国家安全保障局(NSA)局長を兼務する。中国やロシアによるサイバー空間での脅威増大を受け、対処能力の強化を主導する。
ロジャーズ海軍大将の後任。アジア系初のNSA局長、サイバー軍司令官となる。
メリーランド州での交代式で壇上に立ったナカソネ氏は「サイバー空間では技術が激しく変容し、敵がかつてないほど米国を脅かしている」と指摘し、強力な体制の構築を呼び掛けた。
2018/5/5 10:44
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