Asato-log

 沖縄で生まれて大阪を経て、現在NYで子育てと踊りの毎日です。最近弁当も始めました。

Alan Danielson "a way here"

2009年03月09日 | Review
 マンハッタンにあるSt.Marks Churchで行われたダンスのショウです。
 
 Churchという名の通り協会の中で行われるショウなのですが、私はこの教会の雰囲気が大好きです。教会内は長椅子〔お祈りするヤツ〕や祭壇はとっぱられていて、がらんとした広い空間を柱とひな壇で囲まれたけっこう広いスペースですが・・何が良いかというと「窓」なんです!ショウの始まる直前にある暗転や作品と作品の間にある暗転のとき、ステンドグラスに描かれた人物や景色が闇の中にボーっと浮かび上がってくるのが怖さもあり美しさもあり、私の大好きな「気味悪い幻想的世界」なのです

 本題に入ります

 一つめのピース「(Re)view」から・・・
その名の通りでホ~っと感心しちゃいました。今目の前で繰り広げられている作品を評論家らしきおじさんがダンサー達の横で感想を述べながらレビューを作成していく・・・という設定です。
 5人の女性ダンサーたちが美しいフレーズを奏でる中、一人のおじさんが土足でズカズカ入ってきます(あまりの自然体に私は本当の一般人が入ってきたのかと焦りました)そして彼女達の後ろでPCを開き今日のこのピースのレビューを作成し始めます。全く別次元にいるはずの彼らは次第にリンクし、時にレビューが先行しダンサー達が振り回されるという逆転現象も起きつつ滑らかに終わっていきます。

 この作品の素晴らしいところは、踊りの流れの滑らかさにあると思います。ダンサー達は複雑な振り付けを止まる事なくさらに複雑なフォーメーションを次々と描いていきます。無理なくシンプルなんだけど、流れは止まらない・・・アランらしい振り付けだなと思いました。


 2つ目は本作の”a way here"
 
 アランが半年をかけてフィンランドと日本とNYそれぞれのダンサーと共に作り上げた作品。

 これはなかなか難しい作品でした・・・最初に3つのグループが一緒に出てくるのですが、フィンランド人背が高い!人形みたい!!日本人小さくて人形みたい!!あと、NYの方のダンサーは一人はメキシカンでもう一人はアメリカ人でしたが、映画ロードオブザリングを観ているようで面白かった(全然レビューになってなくてすみません)。私の勝手な解釈ですが・・「道はそれぞれそこにある」という事かな?作品の内容よりも、人間っていろいろいるんだな~という妙なところで感心してしまいました・・・。http://www.alandanielson.com/


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (ちほ)
2009-03-25 09:21:41
まどか、元気ですか?京都丹後はまだまだ肌寒いよ
時々、面白いまどかのブログ覗かせてもらうわね。。。最新情報読ませてね。
子育てもがんばってちょ
返信する
とある先輩から聞きました (モコママ)
2009-03-25 13:37:29
お元気ですか??ご結婚出産おめでとうございます私も、もうすぐ三人目を出産する臨月です。。。早いものでもう、5年もNYいってはるんですねぇ~いいなぁ~

相変らずの夫婦ですが、毎日新鮮です☆私が誰か気づいてくださいね
三人目も女の子です!!また、ちょくちょくブログのぞきまぁ~す
返信する

コメントを投稿