2週間前の週末、ある舞台を観に行った。古くからあるモダンのカンパニーの公演なのですが、あまりいい評価ではないので名前を伏せます。
その公演には知人もたくさん出ていて、というか出演者のほぼ全員知ってる顔です。10年近く前にこのカンパニーの舞台を見て、とても感動しそれ以降ほぼ欠かさずにこのこのカンパニーの舞台は観続けている。
のですが・・・
5年ほど前から、かなりひどくなっている・・・・。ダンサー達の一部はすでにダンサーとは言えない身体でしかも年もとっている。そしてそこで着る全身タイツ!!!残念なことにその一部が権力を持っている為、今旬のダンサーさん達は隅に追いやられているというとても悲しい状況。。。。。
アランさんも一緒に観に行ったんだけど、彼自身も行く前からあまり行きたくないけど○○と△△が出てるし、彼女たちは大事な生徒だから・・・と最初から乗り気じゃなかったうえに、帰りは彼らしくなく暴言吐いてた
私みたいなペーペーが言うのもなんだけど、モダンっていうジャンルは確かにバレエとは違って見た目じゃない、だけど心だけでもないと思う。もしもアーティスティックな感性と心だけで作品が作れるのならどのジャンルの芸術も成り立たない。彫刻家は彫る技術というのを必要とするし、ダンサーには踊りの技術が必要だと思う。自分の求めるモノを表現するために特定の技術を磨く事で、それぞれのアートというものが成り立ち、プロフェッショナルとなるのでは?と思うのです。
このカンパニーのダンサーさん達には、客観性が著しく欠けているような気がします。自分がこの舞台を見たときにどう見えるのか?振付家の伝えたい事は伝わっているのか?
私にはダンサーのホウレイ線が異常に気になりました、リフトの時に持ち上げる男性の腕の震えが気になりました。絵としてみて美しいのが特徴のこの振付家の作品はパロディのようでした。
私はこの振付家の作品が大好きです。カンパニーの方々にまだ正気が残っているのなら、もう一度出発するべきだと思う。
あまりこういう舞台は観たくないけど、傲慢にならずに踊り続けようと気が引き締まりました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます