高田博厚の思想と芸術

芸術家の示してくれる哲学について書きます。

向き合うのではなく現在すること

2022-11-07 01:50:20 | 日記


2022年11月05日(土) 筆

愛の路について



向き合うのではなく現在すること。

 
これができていればぼくは精神的に健全なのだ。そのためには間主体的な恩寵が要る。これが愛なのだ。 
 

 
学問としての哲学は(事柄を問題化して)向き合おうとするが、これは意識の壁をつくることである。 ちがった哲学があってよいし、哲学を脱ぎ捨てることができるのがよい。
 
 
恩寵においては、行為が意識(反省)に引っ掛からない状態になっている。これが、間主体性が成功(現出)している状態である。
 
 
愛のほかはすべて非本質的なものである。
 
 
愛は行動である、とはぼくは言わないが、愛において人間は行動的になっている、とは、経験することである。
 
 
神経質とは、間主体的な愛の欠乏である。(というよりも包括的な愛を覚知できていない状態である。)