この日は苗を植え付ける穴掘りから。
兄が電動穴掘りドリルで5か所くらい穴掘りをします。
土が柔らかくなるので、シャベルで母と私が土を掻き出して、苗を植え付ける大きめの穴に仕上げていきます。
だいたい直径80センチ、深さ30センチくらいでしょうか。
これを8か所。
次に、前日もやった癒合剤塗布と剪定枝の太枝切り。
そのあとは棚整備。
これは棚の番線の交点を全部スズランテープで結んでいく作業です。
↑今年は白いスズランテープで結びます。
1か所だいたい2〜3年は保つかなぁ…いや、風が強い場所、負荷がかかる所は毎年ですね。
この日は丘の上の果樹園だったので結ぶ場所が多かったです。
私は川崎市の援農講座で塀頭(へいがしら)という結び方を習ったのでこれしかできません。
実家の人々は片結びという結び方をするので、確実に私が作業した場所はバレてしまいます。
仕方ないですね、できないモノはできないし。
午後はブドウの予備剪定をしました。
今回は藤稔とピオーネです。
去年と一昨年は父とここで予備剪定をやったよな、と思いつつもう父に農作業を教えてもらいないンだよねぇ。
この日は、夕方、父の入院先を訪れて面会してきました。
ここへ転院してから顔色が良くなったとは思うものの、もう寝たきりなんです。
レビー小体型認知症によるせん妄は殆どでなくなっていますが、車椅子さえも難しいのだとか。
口から食事も水分もとれないので、点滴で生きているという状態。
父との会話は成立しているものの、本人もなにかと諦めざるを得ない状態です。
ホントは家に帰りたいンだろうな…「ここはもう飽きた」とか言っているンですけれどねぇ。
母は家で介護する気はさらさらないので、入院が続いている状態です。
いつかは施設に行くことになるとは思いますが、頻繁に発熱したり、新型コロナにも罹患しています。
ただ間違いなく父は長生きは難しい状態です。
父がいま発熱はあっても小康状態なので、私の気持ちも穏やかです。
親戚の方から時々「お父さんの具合どう?」と尋ねられるのですが、私は「低値安定としか言いようがない」と言ってしまいます。
輸液がなければ生きていけない、口から水も飲めない状態を「元気」とは言えないです。
とは言え、今ならちょっとした会話を楽しんだりできるので、なんと言っていいか全然分かりません。
次回も楽しくお手伝いしたいです。