makoto's daily handmades

川崎市中原区・圓鍔親子の作品を探す散歩

昨日、川崎市民ミュージアムでたまたま見つけた圓鍔勝三氏の作品。
これまでも川崎市平和館前などで作品を目にしていたが、ばったり会った作品に俄然圓鍔勝三氏とはどんな人なのか興味を抱いた。

圓鍔氏は、尾道市出身で川崎市にお住まいだった造形作家で、広島の平和公園や広島駅などにたくさんの作品がある。
ブログの読者登録をさせていただいている裕さんのブログやホームページでは、圓鍔氏の作品紹介されている。
昨夜、圓鍔勝三氏について自分でもネット検索してたら、圓鍔氏のアトリエって、いつも散歩で歩くようなところにあったのかも…と気が付いた。
そして、意外と圓鍔作品を目にしているかも…と。
ちょっと探してみることにした。

その前にちょっと寄り道。

ドクターイエロー(別名:新幹線のお医者さん)。
ここは撮影ポイントとしても有名な場所で、最近はこの場所にいつも5組くらいは撮影に来ている。
今日はそんな一人になってみた。

さて気を取り直して、川崎市平和館に行ってみる。

圓鍔勝三氏「和」。
場所は川崎市平和館の前。
平和館の方に聞いてみたが、館内には作品はないとのこと。
この平和館は初めて中に入ったが、観覧無料。
撮影は許可申請が必要で、撮影制限あり。そのため撮影はしなかった。
内容は、戦時中の生活や平和全般に関する展示で、横田めぐみさん拉致の特設コーナーがある。
横田めぐみさんは新潟県で拉致されたが、現在ご両親は川崎市川崎区在住のご縁でここに設置されている。
その中で初めて知ったのだが、横田家は広島県で過ごしたこともあり縮景園などをよく訪れていたという。
私は昨年初めて広島市を訪れ縮景園がとても印象的だったので、あの風景をめぐみさんも見ていたのか…と。
そして、昨今の北朝鮮とアメリカの状況を考えると、平和館にはもっとたくさんの人が訪れているのかと思っていたら、約1時間の滞在中、係員以外見かけなかった。
あれ?世の中の皆さん、あまり平和にはご興味がない??


圓鍔元規氏「はばたけ」。
中原平和公園内の中程。
圓鍔勝三氏のご子息の作品。
元親氏は、川崎市出身だそう。
この作品は、平和館の隣にある中原平和公園内にある。
川崎市の花、ツツジに囲まれている。
この公園は昭和50年代初めまで米軍の印刷センターがあったそうだ。
そこでは例えばベトナム戦争の時にばらまいたビラを印刷していたという。
平和館の展示では、ベトナム戦争時には偽札を印刷していたらしいとの表示があった。
私は「らしい」という表現にビックリ!
アメリカの公文書公開で確認していないの?って。
資料館の展示物に噂に過ぎない内容を掲示するのはどうなんだろう??と。

さてここから、ふだん滅多に行かないところへ行った。

駅前にある市民館は、近年新しく建て替えられた。たしか旧館内に像があった記憶があったので、ここにもあるかな?と探す。


圓鍔勝三氏「シンバル」。
中原市民館1階。
写真では黒くなってしまって分かりづらい。残念。


圓鍔元規氏「若い女」。
中原市民館2階。
この像を撮影していたら、周りの人に変な目で見られてしまった。

中原市民館の受付の方に声をかけて、館内の像がある場所を教えていただいた。
その方は作者は分からないけれど…と前置きしていたが、ここでも圓鍔親子の作品が見られて、私は嬉しい!

さてここから、圓鍔氏のアトリエがある辺りを巡ってきた。
というのも、私は圓鍔氏が中原区在住だったとは知っていたが、てっきり川崎市民ミュージアムあたりだと思っていたんだ。
あの辺りは静かな住宅街だから。
ところが閑静な住宅街ではあるけれど、意外と私の自宅から近いな、と。

この幟を見ると、私が住む武蔵小杉周辺の再開発でタワーマンションばかりになることは元々お住まいの方々には嬉しいことばかりではないことが分かるかな?

私は再開発で前から住んでいて、タワーマンション群のせいで…と思うことはないかな。
ただタワーマンション群の北側に住む人たちは日照問題があるから受け入れがたいだろうな、とは感じる。

さてこれだけ公園や市民館に作品があるのだから、区役所にもあるのでは?
そういえば区役所前になんかあったような…と行ってみることにした。


圓鍔勝三氏「平和の絆」。
中原区役所前の植栽内。
警備員さんに怪しまれたくないのでひと言声をかけてから撮影した。
その後、区役所の総合案内の方に声をかけて、区役所の建物内に像がないかを確認したら、そう言ったモノはないとのこと。

最後に近くの図書館にも寄ったが、こちらは確認できず。

自宅から思いつくままに歩いて圓鍔勝三氏と元規氏親子の作品は、探してみたら意外と簡単に見つかって驚きが隠せない。
そして、この町には意外にも色々な像があって、探してみるのも面白いな、と。

今回の散歩のきっかけを作っていただいた裕さん、ありがとうございます。
そして今日は新しい発見がたくさんあって、楽しい散歩にだった!

コメント一覧

makoto
裕さんへ
圓鍔勝三氏の作品が身近にたくさんあるとは思っていなかったこたと、わが家から徒歩で行ける範囲にアトリエを構えていたことも知らなかったです。
裕さんのブログやホームページに出会わなければ、日常の風景の1つとしか感じなかったです。
調べると東京駅などにもあるようなので、また探してみたいと思います。

横浜の山下公園の写真も拝見しました。
撮影場所は、ホテルニューグランドの当時の最上階か屋上ですね。
木の成長具合は違いますが、今と殆ど同じです。
写真の右上でちょうど写真外辺りに、いまは「かもめの水兵さん」の記念碑があります。
この風景は、杉浦千畝氏の「命のビザ」で助かったユダヤ人達が見た風景と同じです。
シベリア鉄道や船で日本にやって来たユダヤ人達が、ここから太平洋航路でアメリカを目指すため、宿泊したのがホテルニューグランドです。
ちなみにダグラス・マッカーサーは新婚旅行で戦前にこのホテルに泊まったそうですよ。
山下公園は戦後GHQに接収されたなど、たくさんの困難を乗り越えた公園です。
戦前の公園の姿は知らなかったので、ご紹介いただいて興味深く拝見しました。ありがとうございます。
はじめてみる作品で・・・
こんにちは、makotoさん。

彫刻というもの鋳造すればいくつも作品ができますよね。
圓鍔勝三作品そこここに建立されているようですね。
今回拝見した作品は初めて見るものでした。
最初に紹介の”和”のポーズどこかで見たなと思ったのですが、持っているもの、服装が違っていました。
http://masuda901.web.fc2.com/page9r04b.htm

昨日立ち寄った平和記念資料館で、戦前の山下公園の写真をみました。
ご存知なかったら見てください。頁としては未完ですが写真を乗せてみましたから。
http://masuda901.web.fc2.com/page5aox04d.html

makoto
jun-sweetsさんへ
圓鍔勝三氏の作品は、広島にたくさんあるみたいです。
川崎市に長くお住まいになっていたので、川崎市の名誉市民でもあります。
温かみのある女性や子どもの像で、前から少し気になっていました。
ふだん何気なく見過ごしていたので、探してみると気軽に見つかって驚きました。
息子さんの元規氏の作品は、お父様とは違う優しい眼差しを感じます。
今日はちょっと芸術に触れる散歩でした。
jun-sweets
こんばんは(^^)
圓鍔さんは広島出身の方なのですね。
日頃気にしたこともないので造形に目をやることもないのですが、
街中に出る際は気を付けて見てみたいと思います(*^^*)
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「散歩」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事