makoto's daily handmades

湯河原・幕山へ行く

今年の登り初めはどこにしよう…と考えていたときに、やはり最初は難所よりも日だまりを楽しめるところがいい。
そして、湯河原の幕山に決定。
幕山は梅林が有名で、TVK(テレビ神奈川)や神奈川新聞ではシーズンになると特集が組まれるくらいだ。
その梅まつりは2月くらいからなので、今はまだ何も咲いていない。
それでも先月発売された「ランドネ2月号」では、巻頭特集が組まれていたから人気があるのかも…などと思いながら山行へ。

7時15分、幕山公園駐車場出発。同行者は、MIFさん。
まだ3台くらいしか駐車がなく、正月明けの3連休はそれほど人手がないのか?(のちにそれが誤解だと気がつく)

今回は梅林の中を通って、九十九折りの坂道をひたすら登るコースから登り始める。
南斜面だったので、雪は皆無。
しかしまだ早朝の時間帯なので、霜柱が凍ったままだ。
そして、まだ誰も踏みつけていないらしく、霜柱もきれいなまま。
今までの山行では、必ず誰かのトレースを踏んでいた。
だから道に迷ったことも無い。
ところが、今回はトレースが見当たらない。
本日最初の足跡を自分が付けることになるのだ。

これは、道を間違えられない(^_^;)

まぁ、これも取り越し苦労なわけ。なぜなら、ここは道を間違える要素がないから。
というのも、幕山の登山道は「幕山ハイキングコース」という名称通り、よく整備されたハイキングコース。
山頂までの道程はすべて砕石が敷かれているので、まず間違える要素がない。

そしてその砕石がとても歩きやすかった。
というのも、早朝すぎて霜柱などで砕石が凍っているまたは霜柱で持ち上げられていて、滑りにくかった。
ちなみに南斜面なだけあって、数時間後には溶けてぐしゃぐしゃという感じになるだろう。

さてこのコースは途中の眺望が素晴らしく、相模湾の海面が朝日で反射してまばゆい。
山頂よりは、中腹くらいの木々が切れたところが絶景ポイントだ。
そして歩き初めて1時間後、山頂に到着。
山頂はシダンゴ山同様に芝生でちょっとした広場になっている。
地元の小学生達が遠足で登ったら、ここでお昼ごはんを食べるのに丁度良いくらいだろう。
ただし、これも早朝過ぎて地面が凍結&霜柱。
そのうえ、ベンチ&テーブルは皆無。
そこで装備としてウレタンマットとシートがあると良いだろう。
ちなみに、私は今回は休憩中も一切リュックを下ろさなかった。

さて山頂でお楽しみの行動食タイム。
山行のお供である魚肉ソーセージと、MIFさんが持参したたけのこの里。
私はお返しに一粒チョコを差し上げる。

山頂からの眺望では、富士山は見えない。おそらく箱根外輪山の向こう側なのだろう。
その代わり、去年12月29日に登った天城山が見えた。
去年の登り納めの山を、今年登り初めの山から望めるというのは何とも面白い。

そして下山。下山開始は8時35分
ここからは、緩やかな下り坂…の予定が所々急な下り坂も。
この道は、北斜面らしく、霜柱が半端なく長い。そして地面&岩の表面が凍結。落ち葉も凍結。
霜柱が自重で崩れているくらいで、持参したポールで霜柱を崩して遊びながら歩く。
途中で矢竹なのだろうか、細い竹がトンネル状に続く道がありちょっと異空間のよう。
ひょっこりと竹取の翁でも出てきそう。

しばらく進と、突然、重機が目の前に現れる。
どうやら道路などの改修整備が行われているらしい。
重機の側まできたら、工事の方が1人いて「もう山頂行ったの?」と声をかけてきた。
そりゃあ、9時に山から降りてくる私たちを見たら驚くよね?
ちょうどその辺りから、アスファルトの地面らしいのだけれど、泥と水たまりの凍結で、どこからがアスファルト舗装なのか分からない。
水が流れる音が聞こえてきて、すぐ側に川があるのが分かる。
たぶん、この川の水分が凍結しているのだろう。

ここで工事の方に会うまでの間、MIFさん以外の人に会っていないことに気がつく。
シダンゴ山よりも人が少ないなんて…。驚いていたら、前方からダンプカーが2台登ってきた。
おお、工事関係者か。
ダンプカーをやり過ごすと、これから登るであろうハイカー2人組を見かける。
やっとハイカー発見。そして、その先で先ほどやり過ごしたダンプカー2台が戻って来た。
そして夫婦の桜という桜の広場にさしかかる頃に、ハイカー1人とすれ違う。
年配の男性で、こちらも「もう幕山いったの?」と尋ねられた。
そして、気がついたら、後ろからハイカー1人に追い越される。
すると、先ほどのダンプカー2台が再び登ってきた。忙しいな、ダンプカー。

ふと見上げると、幕山の絶壁が見える。高校時代に地学で習った柱状節理だ。
ロッククライミングできそうだな…なんて思っていたら、MIFさんが「ここはロッククライミングできるらしいぞ」という。
うわ、あんな絶壁に登るんだ…すごいな。

そしてまたもや工事関係者がいる。さきほどのダンプカーの交通整理をここでしていたらしい。
ここまでくれば、目の前は駐車場だ。午前9時40分。
駐車場はすでにいっぱい。
ヘルメットを被っているハイカーもいるので、ロッククライマーの人たちだろう。
まだまだ登り始めた人ばかりだ。

それにしても、この時間に一山登ってきたというのは自分でも驚きだ。
汗もそれほどかいている訳では無いし、何よりも冬の日だまりのなかでこんなに楽に山歩きができるとは。
とても満足のいく山行となった。

そして帰りには、国道135号線から丹沢の山々がきれいに見えた。
とくに昨年11月に登った大山は普段見慣れた姿では無く、丹沢の中では独立峰のように見える。
※川崎方面から見ると、丹沢は連山のようにみえて、しかもその端が大山という感じに見える。

途中で海老名SAで早めの昼食を食べ、ペットショップで注文していたケージの部品を購入したのを含めても、帰宅したのは午後0時45分。
早すぎるくらいだ。

【装備の初物】
フィールドマスク…mont-bellのアウトドア用マスク。以前アウトレットで旧モデルを購入したもの。とても使い心地は良いのだけれど、途中で鼻水が大量に出てきて使用を断念した。私の鼻炎、恐るべし。

【次は購入したい】
とくになし。

【良かったこと】
今回はいつも履いている機能性タイツを履かなかった。タイツばかりに頼るのもなぁ…と思っていたから。そのためコンソメスープなどの保温用水筒などを一切持って行かずに軽量化。これが良かったのか、タイツなしでも膝に負担が無く疲れなかった。何しろ荷物が軽い。

【次回からの改善点】
特になし。

【失敗したこと】
特になし。

【今回の装備】makoto編
服装…アンダーシャツ(ウール、長袖)、ベースレイヤー(紫・長袖)、ミドルレイヤー(フリース、長袖)、ハードシェル、長ズボン、ロングタイツ(ウール)、靴下(中厚)、ボルカノキャップ、帽子
靴…トレッキングシューズ(ハイカット)
リュック…財布類、携帯電話、スポーツドリンク(500ml)1本、手ぬぐい、タオル、救急セット、ゲイター(使用せず)、チェーンスパイク(使用せず)
行動食…チョコ、飴(飴は食せず)
アクセサリ…2本ポール
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「戸外」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事