オノ・ナツメ著。
同作者の作品「ACCA13区監察課」の世界観をそのままに、4人の元犯罪者が再生をかけた物語です。
毎度のことですが、このブログではあらすじは書きませんので、あらすじを知りたい方は他の方のレビューをご覧ください。
この漫画を読む前に、できるなら「ACCA」シリーズを読んでおいた方がその世界観がよく分かると思います。
でももし読んでいなくても、Wikipediaでシリーズの用語解説を読んでおけば予習になると思います。
同じ王国の中でも、地区によって特長がかなり異なりまして、背が高かったり、貧富差、ギャンブル好きとか、女性の権利が確立されている等の違いがあります。
でも女性はたいてい甘いモノが好きという決まりがある世界観です。
シリーズを通じて食べ物に関する描写が多いのも特長です。
そしてタバコが高いという世界観です。
タバコひと箱で、普通の人の給与1か月分という描写があるので、タバコ自体を見たことがないというモノとして登場します。
現実社会の日本で言えば、桐箱入りのマスクメロンでしょうか?
登場人物たちは刑務所で出会います。
出所時期は異なりますが、4人で起業するためにバードン(BADON)にやって来ます。
刑務所で刑期を終えたら、罪を償ったとされます。
私には身近に保護司をしている人がいるので、現実社会の更生事業も少しは知っていますが、更生は難しいのそうです。
そう言った意味でも興味深いです。
さてこの漫画ではケーキやクッキー等の美味しそうな甘味が出てきます。
他にも美味しそうな料理もたくさん。
4人と同居する同郷の人物が料理上手なのです。
これからどんな食べ物が出てくるのか楽しみでもあります。
今回は起業のシーンでしたが、今後はたくさんの事件が起きそうなので、どんな展開になるかも楽しみです。