makoto's daily handmades

思い出のお風呂

☆☆☆追記あります☆☆☆

 

もう10年以上前ですが、長野県山ノ内町の湯田中温泉の宿に泊まったことがあります。

予算の都合で新館に宿泊でしたが、地下通路を通って本館のお風呂を利用できるとあって、今でも思い出に残るお風呂でした。

それが、よろづやの桃山風呂と言いまして、国の登録有形文化財のお風呂です。

そして昨日、その建物が火災で焼失してしまいました。

 

昨秋、GoToトラベルで行った渋温泉は、この湯田中温泉のすぐ隣にありまして、歩いて行けるくらい近くです。

渋温泉に行った時、MIFさんに「ほら、湯田中温泉のあの宿、10年前に泊まったところよね」と声をかけたりもしました。

 

私はメガネをはずしてお風呂にはいると、湯気もあいまって内装はよく見えません。

でも、桃山風呂の内装がとてもよくて、これはちゃんと見ないともったいないと思い、脱衣場にメガネを取りに行った思い出があります。

なにしろ良かった、もう一度泊まってみたいと思っていました。

 

が、火災にあったのではひとたまりもないだろうな、と。

木造の巨大空間で、まるで映画「千と千尋の神隠し」の湯屋のような空間でしたから。

ああ、またしても「いつか、また今度」という思いが、再訪を妨げてしまった!

何事も一期一会。

そう心に刻んでおこうと、心底感じ入った火災でした。

☆☆☆20210212追記☆☆☆

信濃毎日新聞の今日の報道では、桃山風呂は燃えていないそうです。

とはいえ、老舗旅館「よろづや」の国指定登録有形文化財「松籟(しょうらい)荘」はほぼ全焼したとみられるそうです。

お風呂だけでも残って良かった、と思います。

☆☆☆追記おわり☆☆☆

コメント一覧

makoto
せしおさんへ
歴史ある木造建築を実際に宿泊や入浴で使わせてもらえる機会は本当に貴重。
火災で焼失するのは、とても悲しいです。
でも現役で使っている建物の中で火を使う営業をしている以上、悲しみを乗り越えて宿泊や入浴の施設が再建してくれることを願うばかりです。
secio11000
20年くらい前の地元の白布温泉の火事を思い出します。
古い茅葺屋根の東屋、中屋、西屋が三軒並ぶ景色が良いところでしたが、中屋と東屋が全焼・・・
勿体なかったな~
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