昨朝には指の痛みもだいぶ良くなって、心臓より上に指をあげなくてもズキズキはしなくなりました。
昨日はMIFさんが所用で神奈川県松田町に行くと言うので、付いていきました。
途中でどうにもならない渋滞に巻き込まれそうになったので、東名高速道路秦野中井ICで一般道へ。
私が行こうと思っていた目的地を巡るにはちょっと時間が足りないことに気づいたので予定変更。
国道246号線渋沢駅入口交差点の近くでMIFさんと別れました。
この交差点の近くから、ケヤキ並木を歩きます。
落ち葉の香りがいいな、と思う道でした。
2016年8月13日以来、2度目の来訪です。
でも今月から桜土手古墳展示館がリニューアルして、はだの歴史博物館になりました。
開館当日は、俳優で考古学者の苅谷俊介さんもご来訪されたそうです。
苅谷俊介さん、「西部警察」の源田刑事役と言えばご存じでしょうか?
現在、秦野市にお住まいだそうです。
考古学の番組やシンポジウムでは結構お見かけしますが、私には発掘現場の人という印象です。
特別展もいくつかありましたが、いずれも写真撮影可でも、SNS掲載不可が多かったです。
どうしても撮りたいモノだけ撮っておきました。
展示関連では、発掘調査報告が良かったです。
とくに山北町の新河村城の発掘調査は、障子堀という防御施設があり、ここは新東名高速道路の建設で、数年後には破壊される予定です。
今しか見られない遺跡ですから、中世城郭としての役割を目に焼き付けておきたかったです。
さて、今回、チョーびっくりしたモノを見てきました。
ピンボケだけれど、在来種秦野葉というタバコの花。
これもピンボケだけれど、米花(黄色葉)というタバコの花。
秦野市は江戸時代から昭和にかけてタバコの産地でしたが、葉っぱは見たことがあっても、花は初めて見ました。
当たり前のことなのに「タバコって、花が咲くのね…」と感心してしまいました。
しかも意外とかわいい花なのね。
ちなみに、時代劇でキセルでタバコを吸うシーンがありますが、あれは刻みたばこ。
秦野産のタバコだった可能性が高いです。
理由は、富士山の宝永の大噴火です。
秦野辺りでは火山灰の影響で、タバコが換金作物として推奨されたためです。
それともう一つびっくりした理由は、通常歴史博物館の中で生体持ち込みは禁忌なのですが、展示があったこと。
私が習ったのが30年前の常識ですから、だいぶ変わったんだなぁって。
古墳公園内。
ポコポコと高まりがあるのが、全部円墳。
そう思うと、お墓ビューポイント。
今日はこの復元円墳前で一休み。
おやつの湘南クッキー。
小麦粉使用なのでちょっとしか食べられないけれど。
昨日は本来行きたかった町で、湘南クッキーを買おうと思っていました。
たまたまこの近くでも販売していたので、とてもうれしかったです。
以前はこの階段を下って地下展示室へ入室できましたが、今は閉鎖中。
川崎市も川崎市民ミュージアムの地下施設が水没して70億とも90億円ともいわれる文化財がダメになりました。
川の規模は違えども、この施設は川沿いなので水没の危険性があるのかもしれませんね。
さてここから歩いて小田急線渋沢駅に向かいます。
黄色の自販機がおやつ購入した湘南クッキーの自販機です。
渋沢駅前の歩道橋から歩いてきた道を振り返りました。
駅前からまっすぐ20分歩けば、博物館に到着します。
渋沢駅から小田急線に乗りました。
1つ隣の新松田駅で下車。
ここから歩いてすぐのところにJR松田駅の南口がありますが、私が行きたいのは北口に行きたいので、ちょいと遠回り。
ついでに近くをぶらぶら散歩。
松田駅のホームから見て気になっていた一角に来ました。
白い漆喰と板壁が目立ちます。
松美酉(まつみどり)という清酒の酒蔵でした。
お店はお休みのようですが、酒ケーキって、そう言えば聞いたことあったな、と思い出しました。
道なりにカーブしている壁。
この一角だけちょいと雰囲気が違っていて驚きました。
このあと、MIFさんと待ち合わせて帰宅しました。
予定外のコースを散歩しましたが、とても楽しめました。
リニューアル記念展示では、後北条氏の虎の印判状(本物)を見られたのがとても良かったです。
川崎市の文化財にも虎の印判状がありますが、昨年の水害で水没しました。
修復はしたそうですが、写真でみる限りでは随分色が薄くなって、素人目ではもう二度と本物を公開されないだろうな、と感じています。
また特別展では、秦野市ゆかりの波多野氏の家系図の展示もありました。
2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で波多野氏が登場したら嬉しいけれど、ちょいと難しいかな?
相模武士団がたくさん登場したらいいな、といろいろと想像を巡らしました。
これからもはだの歴史博物館には時々訪れたいです。