この日は、兄、母、叔父、私、後から義姉、ちょっとだけ父で作業しました。
そして、2か月にわたる春夏お手伝いシーズンがこの日で終わりました。
まずは、兄、母、叔父と私で防鳥網の展張です。
この日の作業で全部の展張が終わりました。
叔父は展張作業のみのお手伝いなので、あとは8月の直売シーズンまでお手伝いなしです。
私は地方発送予約シーズンからのお手伝いなので、1か月半のお休み予定です。
展張作業中は、私は脚立や結紐準備などの地上作業です。
合間に摘果をしました。
今年は全国的なカメムシ注意報発令中です。
実家の果樹園はこれまでカメムシの食害果は見かけなかったのですが、この日、とうとう3つほど発見。
まだ成長途中ですが、販売はできないので見つけ次第摘果です。
住宅地の中の果樹園ですから、道路のすぐ脇の果樹はどうしても防除効果が薄く、食害果が発生しやすいンです。
こういう点も経営者の兄には悩ましい限りなんですよねぇ。
本来なら毎日カメムシ防除をしたいところですが、そんなことしたらご近所様方から抗議されますからねぇ。
その方々がお住いの場所も元は隣家の果樹園だったンですけれどねぇ。
昔話をしても仕方がないですね。
その後はシャインマスカットの摘粒です。
そして、この日は午前中でお役御免。
この2か月間、天気予報に振り回されながらも、実家の手伝いを頑張ったなー、と自画自賛。
なにせ朝7時半には農作業スタートするためには、バイクなら朝6時45分、バスなら6時10分には自宅を出発だもの。
実家に寄って農作業着に着替えて、そこから作業小屋まで野良道を歩いて行くので、この時間でもギリギリだし。
ま、直売シーズンはバイクでも6時10分に出発ですけれどね。
直売シーズンは始発バスだと7時20分くらいにしか実家に到着しないので、今年は始発電車で行かなければならないかもしれません。
というのも、この2か月で父が極端に衰えましてね、もうビックリです。
だって私のお古の登山用杖を「家と小屋の行き来で使ってみたら?」と渡した時、父は鼻で笑っていたのになぁ。
運転免許証の返納は「更新まではまだ時間があるからよく考えておいてね、よそ様を轢き殺してからじゃあ遅いからね」とお願いしたのはつい最近なのに。
この2か月で、父が何度も転倒して擦り傷やアザを作るし、助けを呼ぶ大声も出せないので、防犯ブザーを持ち歩くようになったし。
これじゃあ、直売シーズンに野外で過ごすなんてムリだよねー、という感じです。
でも本人は果樹園に行きたがるだろうな、とも想像できます。
急激な衰えに私がこんなに戸惑うくらいですから、本人はもっと戸惑いの中にいるのでしょう。
農作業の進捗を心配せずにいられるよう、私もできるだけお手伝いをして、父の心配事を少しでも減らせればいいな、と思っています。
そして父の介護に母の労働力も使うことになりますから、農園は人手不足が深刻に。
親戚やご近所さんにもお手伝いいただいていますが、1年経てば全員等しく1歳年齢が上がります。
労働力が現状維持も厳しくなるのも仕方なく、いつまで住宅街の中の果樹園を維持できるのか、そして兄の病気の進捗なんて本人自体自覚症状なんてないのに進行しているし。
亡き祖父の口癖は「ヘタの考え休むに似たり」。
私がヤキモキしても、等しく時間は経過するのだから、次のお手伝いを楽しく過ごせるようにしたいです。