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大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 第8回「いざ、鎌倉」 感想

※ネタバレをなるべくしないように書きますが、ネタバレを好まない方はこの先をお読みになりませんように。

 

今回は頼朝ご一行様が大きくなって烏合の衆になっていくのを義時くんが奔走してまとめようとする姿です。

盟友義村くんがサポートする姿が印象的でした。

ポンコツ父ちゃんにとって、頼朝は持っているオトコであり、その持っているオトコに信頼されている次男坊は自慢の子どもだと再確認できたンじゃあないかな?

頼朝の舅殿として、もうちょっと腹を括って欲しいと、思わずにはいられません。

 

が、私が今回一番注目したのは、景時くんの盆山。

盆栽好きの私には堪らない演出です。

今の盆栽の原形で、盆山や盆景と言われていました。

平安時代には日本に入ってきていたのですが、まだまだ雅な都の趣味人や知識人の物だったはずなので、景時くんは都との繋がりを持ってますよ、とか、学識がありますよ、の印象付けのために出てきたモノだと思います。

でもそれよりも目がいったのは、盆山の盆器が木製だったこと。

今の盆器は焼き物の鉢しか殆ど目にしません。木製かぁ、木製なのか!

そして木もひょろっと細い!

当時の東国は僻地だから、僻地で盆山を楽しむのってとても大変だったと思うのです。

インターネットが普及した今なら、日本のどこに住んでいても趣味の情報をやりとりできる同好者と繋がるのは簡単ですが、当時は情報も少なく盆山を嗜むには並々ならぬご苦労があったはず。

いやー、いい演出でした。

と、盆山にばかり見入ってしまいました(苦笑)

 

さて、義経くんが怖いです。

義経ご一行様の進行方向が義経くんの気まぐれで決まってしまうことがマジでヤバい奴にしか思えません。

本能で生きているというか、他人の獲物を横取りするためには笑顔で相手を殺しちゃう…狂気の沙汰としか思えないです。

「荷車いっぱいの芋を積んでなっ!」というセリフも、空気読めてないよなぁ、と実感するに有り余る…。

 

2012年の大河ドラマ「平清盛」では、政子ちゃんは毛皮を身につけていて、勇ましい姿が美しかったのです。

今回はそこまで勇ましい姿は見られず、それは第1回で登場した巴御前にお譲りしている感じ。

今回の政子ちゃんはコミカルだけれど、やっぱりオンナのマウント合戦が楽しいです。

登場の東国は、都と違って一夫一妻制が普通で妾を持つことはまずなかったとか。

夫が女性を何人も養うことができなかった、という地域の貧しさがあったのだと思います。

他にも野営(キャンプ地)や武衛(ぶえい)など見所はたくさんあったのですが、私には盆山が印象的な回となりました。

それに景時くんが貸してくれた衣装が、ふだん政子ちゃん達が着ていた衣装よりも随分豪華だったのもお忘れなく、きっと景時くんのお屋敷のとっておきなんでしょう。

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