ツイッターをやっていると、有名人やアニメキャラクターを模して、定期的にセリフをつぶやいたりするbotを多く目にする。自己紹介に「好きなドラマはあぶない刑事」としたら、鷹山敏樹・大下勇次・真山薫・町田透のbotからフォローが来たし、「録画した家政婦のミタを見た」とつぶやいたら、三田灯のbotからフォローされた。
botの中でも中日の前監督・落合のbotはなかなか面白いし、奥が深い。その中の1つで気になるつぶやきがあった。
隠すところは隠す。うそをいわなきゃいけないところはうそを言う。相手と戦うというのはそういうこと。全部さらけ出せるのは、よほど力があって相手がよほど弱い場合だけ。
というもの。これを見た瞬間、私はある光景を思い出した。
2006年ドイツW杯。初戦のオーストラリア戦の前日。当時の日本代表監督のジーコは記者会見であろうことか次の日のスタメンを発表してしまったのだ。「隠すことは何もない」とジーコは言っていたが、まさに強者の論理。だが日本はジーコの母国・ブラジルではない。相手は同じくらいの実力の相手。にも関わらず全部をさらけ出してしまった。
結果は1-3の逆転負け。最終的には1分け2敗で予選リーグ敗戦の憂き目にあった。
初戦がオーストラリアと決まった時に、私は「監督(当時のオーストラリアの監督は韓国をベスト4に導いたヒディング)の差」で負けると思ったがその通りになってしまった。ジーコは日本代表監督が指導者としてのキャリアの始まりだったのに対し、ヒディングは母国・オランダ代表の監督を務めるなど実績はジーコとは雲泥の差だったからである。
極めつけは試合前のスタメン発表。日本の負けは必然だった。
その後、ジーコはフェネルバフチェ(トルコ)、オリンピアコス(ギリシャ)などのクラブチームで監督としてキャリアを積んだ後、イラク代表監督に就任した。すなわち、時を経て、明日から始まるW杯最終予選で、今度は日本の敵として立ち塞がることになるのだ。
イラクとの対戦はまずホームで9月11日に実現する。ジーコは日本を知り尽くしている。逆に日本はイラクの情報は多くは持っていないだろう。試合前日の10日、ジーコは記者会見でスタメンを発表…はしないだろうなあ。
botの中でも中日の前監督・落合のbotはなかなか面白いし、奥が深い。その中の1つで気になるつぶやきがあった。
隠すところは隠す。うそをいわなきゃいけないところはうそを言う。相手と戦うというのはそういうこと。全部さらけ出せるのは、よほど力があって相手がよほど弱い場合だけ。
というもの。これを見た瞬間、私はある光景を思い出した。
2006年ドイツW杯。初戦のオーストラリア戦の前日。当時の日本代表監督のジーコは記者会見であろうことか次の日のスタメンを発表してしまったのだ。「隠すことは何もない」とジーコは言っていたが、まさに強者の論理。だが日本はジーコの母国・ブラジルではない。相手は同じくらいの実力の相手。にも関わらず全部をさらけ出してしまった。
結果は1-3の逆転負け。最終的には1分け2敗で予選リーグ敗戦の憂き目にあった。
初戦がオーストラリアと決まった時に、私は「監督(当時のオーストラリアの監督は韓国をベスト4に導いたヒディング)の差」で負けると思ったがその通りになってしまった。ジーコは日本代表監督が指導者としてのキャリアの始まりだったのに対し、ヒディングは母国・オランダ代表の監督を務めるなど実績はジーコとは雲泥の差だったからである。
極めつけは試合前のスタメン発表。日本の負けは必然だった。
その後、ジーコはフェネルバフチェ(トルコ)、オリンピアコス(ギリシャ)などのクラブチームで監督としてキャリアを積んだ後、イラク代表監督に就任した。すなわち、時を経て、明日から始まるW杯最終予選で、今度は日本の敵として立ち塞がることになるのだ。
イラクとの対戦はまずホームで9月11日に実現する。ジーコは日本を知り尽くしている。逆に日本はイラクの情報は多くは持っていないだろう。試合前日の10日、ジーコは記者会見でスタメンを発表…はしないだろうなあ。