巨人・レッズ・チャーハン(2019年は和と動)

基本的には巨人応援ブログです。しばし更新していませんでしたがマイペースで再開。

ミスターが‘脱いだ’

2014-02-20 07:48:30 | 巨人
今日2月20日は長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督のお誕生日です。78歳になりました。おめでとうございます
今年も宮崎を訪れ、選手に「勝つ・勝つ・勝つ!」と気合いを入れたそうで、まだまだお元気です。脳梗塞の後遺症もだいぶ良くなったとのこと。今年も巨人軍の戦いを見守ることでしょう。

さて今から14年前の2000年。宮崎キャンプはミスターがいつ‘脱ぐか’で一騒動あった。
それまでの背番号は33だったのだが、オフにFAで広島から獲得した江藤智(現・巨人2軍打撃コーチ)に譲渡。自らは永久欠番である「3」を復活させた。

宮崎の2月はまだまだ寒い。選手はユニフォーム姿を見せるが、監督・コーチはそれほど体を動かすわけではないので、グラウンドコートを身にまとっているのが通例だ。そのため、いつミスターがグラウンドコートを脱ぎ、背番号「3」を披露するかで、異様な盛り上がりを見せた。

そして2月12日。江藤の特守を見るためにサブグラウンドを訪れると、自らがノックを打つためについに、ついに‘脱いだ’のである。その瞬間、ファンは大盛り上がり。「さあ江藤、行くぞ!」とおよそ40分に渡りノックの雨を降らせた。その姿を見て涙ぐむ往年のファンもいたほどだった。

江藤は「もうすぐ64歳の人のノックなのにガチッときて、手がしびれた。捕れるかどうかというきわどいコースばかりだった」と感想を述べているが本人はノックを受けれて嬉しかっただろうなあ。

長嶋さんは「これほど(脱ぐ、脱がないが)話題になるとは思わなかったから、すっかり脱ぎづらくなってしまった」とホッとしたようだったという。

一方で大変だったのがカメラマン。在京テレビ6局合わせて28台のカメラマンがスタンバイ。ある意味、歴史的瞬間を見逃がしてはならぬと、ミスターに密着マーク。このため「監督が移動に使っている白いクラウンを見ると体が硬直する」「緊張が続いていたため、夜も眠れない」などストレスは爆発寸前だったという。

幸い特ダネを落とした社はなかったという。皆さん、お疲れさまでした。

私は長嶋さんの現役時代は生まれていなかったので「どうして、こんなに騒ぐんだろう」とちょっと不思議な目で見ていたが、このフィーバーを見て、改めて長嶋さんの偉大さを思い知った。今では長嶋さんの地元・佐倉市に住んでいるのが密かな自慢である。