巨人・レッズ・チャーハン(2019年は和と動)

基本的には巨人応援ブログです。しばし更新していませんでしたがマイペースで再開。

今はうどん屋店主(條辺剛)

2014-02-25 07:41:16 | 巨人
多くの夢と希望を持ってプロ野球の世界に飛び込むも、若くして引退を迫られる選手が多くいる。2000年代初め、巨人で活躍した條辺剛もその1人だ。

1999年に投手としてドラフトで巨人に指名されるも、野手としての評価が高く「2年間1軍での登板がなければ野手になる」という条件付きで入団だった。だが2001年には桑田真澄以来となる10代で開幕1軍入り。46試合で7勝8敗6セーブを挙げたが、この年の夏頃から肩を痛めていたという。よく02年の原政権1年目には47試合に登板し2勝3敗で日本一に貢献。日本シリーズにも登板している。

だが肩の痛みで輝きはここまでだった。03年以降は低迷。05年に戦力外。わずか24歳で引退を余儀なくされる。プロの厳しさ所以だ。引退後、同郷の水野雄仁から「宮崎県内にあるうどん店で働いてみないか?」と声を掛けられたのがきっかけで飲食業界へ。その後、讃岐うどんの本場・香川で1年半修行し、2008年4月、奥さんの実家の近くの東武東上線・上福岡駅ちかくにうどん店「さぬきうどん・條辺」を開店した。暖簾の「條辺」という文字は、入団時の監督・長嶋茂雄が左手で書いたものである。

「新しくオープンした飲食店の9割は5年以内で潰れる」と言われる中、現在でも多くの巨人ファンが足を運んでいて、店の様子がfacebookでアップされているのを何度となく見たことがある。野球選手は引退すると飲食業界に転向している人(阪神・オリックスで活躍した野田浩司もその1人)が多いが、第2の人生でも成功しているのは嬉しい限りだ。私も時間があれば上福岡まで足を運びたいとは思ってるんだけど…。なかなか実現できずにいます。


戦力外通告 第2の人生を生き抜く男たち
遠藤宏一郎,TBSテレビ「バース・デイ」取材班
朝日新聞出版



ジャバーの苦言と深刻なセンター不足

2014-02-25 01:20:48 | NBA
NBA歴代で最も多く得点を記録しているのはカリーム・アブドゥール=ジャバー。38,387点を挙げている。ちなみにマイケル・ジョーダンは32,292点で歴代3位。いかにスゴい選手かがわかるだろう。バックス、レイカーズでプレーした伝説のセンターである。

そのジャバーがオールスター・ウイークに現在のビックマンに対し辛辣な言葉を浴びせた。

最近のビックマンは入りもしない3ポイントを打ちたがる。もっとゴール近くでプレーしないと

(今、現役だったらどれくらい活躍できるかと問われ)活躍するのは簡単さ。ディフェンスの上手いビックマンは少ないからね。

(現役最高のビックマンは?)ティム・ダンカンさ


と述べた。ドワイト・ハワードが聞いたらさぞかし不快に感じるだろうが、マジック→レイカーズ→ロケッツと移籍を繰り返し、いまだチャンピオンリングがゼロでは返す言葉もないだろう。

ちなみにティム・ダンカンはセンターもできるが本職はパワーフォワードなわけで、近年のNBAのセンター不足は深刻である。
2012年のロンドン・オリンピックの時はハワードが怪我もあって辞退したので、センターはタイソン・チャンドラー(現ニックス)だけであった。

そのため、チャンドラーがファウル・トラブルに陥るとノー・センターで戦わざるを得なかった。幸い、レブロン・ジェームズ、カーメロ・アンソニーという規格外の運動能力を持った選手(2人とも本職はスモールフォワードだがパワーフォワードも守れる)がいたから、苦戦しながらも金メダルを取れたが、ガソル兄弟とイバカのいるスペインに決勝で負けてもなんら不思議ではなかった。

私がNBAを見始めた90年代は多くの優秀なセンターがいた。オラジュワン、ユーイング、ムトンボ、シャック、モーニング、デビット・ロビンソン…。彼らのゴール下での攻防がNBAの魅力の1つだった。人気漫画「スラムダンク」で赤木が発した名言

ゴール下は戦場だ!


は彼らのようなビックマンがいたからこそ出た言葉だと思う。
今のNBAのゴール下は戦場と言えるだろうか?