巨人・レッズ・チャーハン(2019年は和と動)

基本的には巨人応援ブログです。しばし更新していませんでしたがマイペースで再開。

7月からのドラマ

2012-06-20 06:54:12 | ドラマ・映画
早いもので4月から始まったドラマは大詰めを迎え、7月からは新ドラマがスタートする。つまり、もうすぐ2012年も半分を終えようとしているのだ。時が経つのは早い。
13日発売の雑誌「ザテレビジョン」は新ドラマ相関図特大号だったので、例によって買った。私の場合、これを見てから毎週見るドラマを決めるからである。


視聴決定ドラマ


リッチマン、プアウーマン(月9)
小栗旬がIT会社の社長役に。ヒロインは石原さとみなので見る、見る。恋のライバル役には相武紗季。彼女は「ブザー・ビート」以来、すっかり敵役が板についてしまった感じ…


浪花少年探偵団(月8)
原作が東野圭吾なのと多部(未華子)ちゃん主演だからね。


トッカン(水10)
昨年、朝ドラの「おひさま」以来のドラマの井上真央がどんな演技を見せるかが見物。紅白の司会を務めるなど有名になった彼女が大物女優になれるかの試金石になる。よく「子役は大成しない」と言われるけど、真央ちゃんはそのジンクスを破るかもしれない。


ゴーストママ捜査線(土9)
仲間由紀恵がメガネをかけるとヒットする…らしい。「ごくせん」がそうだった。今回も、もちろん天敵・生瀬勝久登場
子役の君野夢真くんは今後ブレイクするかも。その姉役には7年前に同じ土9枠で当たり役を演じた志田未来ちゃんが演じる。



視聴するか迷い中のドラマ


遺留捜査(木10)
今回が第2弾。前年の第1弾は見ていないんだけど高視聴率だった。テレ朝は「相棒」といい「臨場」といい、警察ドラマを作るのが本当に上手い。ひょっとしたらこのドラマもヒットし、映画化されるかも…。でも見る時間が…


黒の女教師(金10)
春先にブログで体調不良を訴え(2週間近く寝込んでいたらしい)ていた榮倉奈々ちゃんが元気になって、主演してくれるのはうれしい。でも見る時間が…


サマーレスキュー(日9)
ビューティフルレイン(日9)

両方見たいのだが、放送時間が被る。4月は「家族のうた」が打ち切りの憂き目を見たが、今回はTBSが向井理と朝ドラ「カーネーション」で有名になった尾野真千子がタッグを組んだのに対し、フジは国民的人気を誇る芦田愛菜ちゃんを登場させたので、ハイレベルな戦いになるだろう。


打ち切り候補
GTO(火10)
4月は2本のドラマが打ち切りの憂き目を見たが、今クールの打ち切りの筆頭候補がこれ。
98年に反町隆史主演で大ヒットしたリメイク版だが30歳以上の人は、AKIRAのファン以外まず見ないだろう。
あの時は、生徒役も秀逸だった。今ではイケメンキャラ全開の小栗旬は、このドラマでは女子にいじめられる軟弱な生徒を演じている。

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ポニーキャニオン

反町隆史と松嶋菜々子はこのドラマでの共演が縁で結婚した。




さてもうすぐ7月か。高校野球の予選の組み合わせが決まるなど、いよいよ夏だねえ。
「ビーチボーイズ」みたいな何年たっても、また夏に見たくなるようなドラマが出ることを期待しています。

ビーチボーイズDVD BOX
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ポニーキャニオン






モリ……ホイチ?から青年監督へ

2012-06-20 02:22:14 | サッカー
Jリーグも20年目を迎えて、かつてJリーグでプレーした選手が監督になるケースが出てき始めた。
闘将と言われた柱谷哲二、鹿島のストライカーだった黒崎、日本代表がW杯に初出場した時に不動の左サイドバックだった相馬、一昨年まで清水の監督だった長谷川健太などがそう。
だがこの4人の中で成功したのは長谷川くらいで、他の3人は成績不振で解任、辞任の憂き目に遭っている。

そんな中、今年から1人のかつてのJリーガー、しかも日本代表経験もある青年監督が誕生した。
サンフレッチェ広島の森保一である。
14節を終えた段階での成績は9勝4敗1分けの勝ち点28で2位。広島は戦力的には決して恵まれているとは言えない(日本代表はGKの西川のみ)が、昨年まで指揮したミハイロ・ペトロビッチ(現・浦和監督)の3-4-1-2をベースにここまで大健闘している。

16日のアウェーでのセレッソ戦でもハーフタイムに選手に喝を入れ、後半3点を入れて快勝している。
「自信を持たせてくれる」(DF千葉和彦)、「上を向かせてくれる」(MF青山)と選手からコメントが出るなど、選手とのコミュニケーションは上々のようだ。‘意思疎通がスムーズの出来る’同じ日本語を話せる日本人監督の利点である。


この森保。平成生まれの世代は知らないだろうが、日本にボランチというサッカー用語を定着させるきっかけとなったスゴイ選手だったのである。
1992年、オフトが初めて外国人として日本代表監督に就任すると、代表に初召集される。が当時はまったく無名の選手だった。どれくらい無名だったかというと、代表メンバーの何人かは存在すらしらなかったほどである。同じチームの高木琢也(彼も元Jリーガーで監督経験者。現・熊本監督)と前川和也以外、誰一人「モリヤス」と読めなかった。

「モリ……ホイチって読むのかな?」「モリ……ポイチ?」なんて憶測が選手間で飛び交い、井原正巳からは「キミ、ポジションどこやってるの?」と聞かれる有り様。森保は肩身が狭い思いをしたのか、高木と前川の後を金魚のフンのようにくっついて回ったという。

オフトジャパンの初戦は強豪・アルゼンチンだったが、この試合に森保はスタメンで出場。バレーシ監督とエースFW・カニーヒアが「日本にはいいボランチがいる」と高く評価したことから脚光を浴びるようになった。
その後、オフトジャパンの不動のレギュラーになり、運動量の少ない攻撃的MFのラモスのフォローをした。いわゆるドーハの悲劇の体験者である。



かつてのJリーグ選手が監督として指揮するのは日本のサッカー界にとってもいいこと。
現在レイソルでコーチをしている井原がかつて所属したマリノスの監督に、福田正博がレッズ、名波浩がジュビロ、沢登がエスパルスの監督にそれぞれ就任し、戦うようになればJリーグももっと盛り上がるだろう。

「名選手、名監督にあらず」という言葉があるが、サッカーの場合、野球とは違って監督になるにはライセンスの取得が必要なので、某近鉄の背番号1のように、現役時代の成績だけで監督になる心配はないのだ。


久々のエル・ゴラッソ

2012-06-19 01:00:43 | サッカー
18日、売店を見るとピンク色の紙を使用したエル・ゴラッソが目に入った。良く見ると1面が浦和レッズだったので久々に購入してみた。
巨人ファンなのでスポーツ報知を購読しているが、サッカーの扱いは小さい。さすがに代表戦になると大きく扱うが、Jリーグがまず1面を飾ることはない。他のスポーツ新聞も同じで、野球と比べるとサッカーは寂しいもの。これはスポーツ新聞を読む世代の年齢が高く、サッカーよりも野球、競馬、ゴルフが好きというのもあるだろう。

だがサッカー専門紙のエル・ゴラッソは違う。全部で15面のうち12面が16日に開催されたJ1の試合の記事を載せていた。
詳細なマッチ・レポートはもちろん、出場選手の採点寸評、フォーメーションも載っている。
埼玉は浦和レッズという人気チームがあるので、埼京線に乗っていると、たまにエル・ゴラッソを読んでいる人を見かける。なにしろ紙の色がピンクなので目立つのだ。もしあなたが電車やバスでピンクの新聞を読んでいる人を見かけたら、その人は熱心なサッカーファンと思って間違いない。


「最後」の新聞 ~サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」の成功~ (ワニブックスPLUS新書)
山田 泰
ワニブックス


このエル・ゴラッソは創刊してまだ間もない新聞で、業界では「最後の新聞」と言われているらしい。
その模様(創刊されるまでの経緯など)は上記の本で見れるので、興味のある人はぜひ読んでほしい。

創刊された当時、私は新聞の即売会社に勤務していたので、空き時間に見ることができたが、退職した今ではそれができなくなってしまった。
辞めたことに後悔はないが、エル・ゴラッソや東京スポーツが読めない(おかげでプロレスはまったくわからなくなってしまった…)のには困っている。

交流戦優勝

2012-06-17 19:18:34 | 巨人
巨人10-1楽天


交流戦優勝




マジック1で迎えた仙台での楽天戦。巨人は2回までに8点を入れ早々に試合を決め勝利。
これで8年目を迎えたセ・パ交流戦で初優勝
過去7年間はいずれもパ・リーグが優勝していて、セ・リーグでは初となる。試合後の原監督のインタビューは良かったね。ちゃんとスポンサーの日本生命への感謝の言葉を述べていた。こんな光景は今まで見たことはなく、原監督の人間力の良さが見てとれた。オフには日本生命へのCM出演もある?

今まで交流戦でパ・リーグが強かったのは、スポーツ報知のコラムにもあったが、交流戦は最大で4連戦と試合数が少ないため、絶対的エースを持っているパの球団が断然有利だった。だが和田とダルがメジャーに移籍し、涌井がプライベートな問題で謹慎で出場できなかった。そして巨人からすれば杉内を獲得できたことが何より大きかった。


優勝を大きくたぐり寄せたのは11日のロッテ戦。この試合、負ければ相手にマジックが点灯するという負けられない試合。
だが先発の杉内が早々に4失点し、敗北が濃厚だった。これを打線の奮起で逆転勝利。「これで行ける、優勝できる」と確信した。
交流戦は2連戦なので頭(初戦)を相手に取られると連敗するのが一番怖かったのだが、巨人だけは一度も連敗しなかった。
なんせ、村田が「野球人生でこんなに勝ったことはない」と語るくらいだから、この交流戦はホント勝ちに恵まれた。


先発のホールトンは7回1失点で5勝目。このブログで書いているように「ホールトンは5勝してくれれば儲けもの」と思っていたがうれしいことに、予想外に早く5勝してくれた。
一方で予想外に宮國の復帰は遅れるそう(思えば今年の交流戦は宮國の1回降板で始まった。遠い過去のような気もするが…)で、ゴンザレスも2軍で結果を出していない。昨年の開幕投手の東野の不調は完全に想定外で、沢村は2年目のジンクスにハマりつつあるため、ホールトンの役割は大きいものになってしまった。

リーグ戦再会の初戦は苦手のヤクルト。どうせ3連戦は例によって石川・村中・赤川と左をズラリと並べてくるだろう。
交流戦での勢いが本物か?それを試すには格好の相手である。

サヨナラ勝利見てきたぜ

2012-06-12 00:40:25 | 巨人
巨人4x-3西武


9日は東京ドームに行ってきました。今年4度目の現地観戦。もちろん私の応援のおかげ?で巨人が勝利
しかも今年初のサヨナラ勝ち。これで観戦試合は4戦全勝。勝率10割キープです。エッヘン

サヨナラを決めたのは4番村田。その前の4打席は凡退。しかも1死2塁の場面で前を打つ3番・坂本が歩かされるという屈辱を味わったが、見事にマイケルのスライダーに喰らいついた。巨人ファンとしてはマイケルからは打ってくれないと。あんにゃろう、巨人に在籍した3年間はロクな活躍してないんだから。これで西武で活躍したら詐欺やで。



試合後はもちろんお立ち台へ。
今の気分はとまず聞かれると「いやあ……」と言葉が続かない。その後、出てきた言葉が「巨人に来て良かったです
ベイにいたら今年も最下位だからね。でも逆にプレッシャーもハンパじゃないので、体重はベストの91キロから一時は80キロ台まで落ちたそうだ。でもこれは落合も、清原も、通ってきた道。乗り越えないとね。

3番の坂本はチャンスに滅法強いし、後ろの5番は阿部だから、これからも4番村田勝負という場面は増えてくるだろう。
打率は低くてもいい(もちろん高いに越したことはないが…)。この試合のようにゲームを決める一撃を放ってくれることを期待している。


さて先発は東野だった。昨年の開幕投手がまさかの大不振でこれが今年初の1軍のマウンド。
結果だけ見れば5回を3安打2失点とまずまず。だが初回にいきなり相手の4番中村にホームランを打たれたのはいただけない。
家に帰って映像を見たら、ど真ん中のストレート。そりゃ打たれるわ。東野曰く「置きにいった」では困るよ、ホント。相手は日本人屈指の長距離砲だぜ。相手を考えないと。


まあ、ホントは3対2で勝たなきゃいけない試合だったけど、阿部、由伸のホームランも見れたし、久々にスタメンの亀井も2本ヒットを打ったし(原監督は6回のチャンスの場面での凡退を責めていたが。相変わらず亀井には厳しい原様)、これなら入場料2,000円(この日は13年ぶりのライトスタンド)は高くないね。

また行くよ、東京ドーム。

予想外の快勝②

2012-06-09 00:20:43 | サッカー
日本6-0ヨルダン

これって最終予選だよね?そんな疑いを抱くほどの日本の快勝だった。
1年5か月前のアジア杯の初戦で対戦した時は先制され、試合終了間際にやっと追い付きドローだったが、この日のヨルダンは信じられないくらい弱かった。日本特有の湿気のある蒸し暑さにも苦労したのかもしれない。

6対0か… 3点分けてくれれば、巨人勝ってたんだけどなあ。分けてくれないかなあ…って無理だよね。

最終予選の日程を見た時に、「最初のホーム2連戦で勝ち点6が取れないと厳しくなる」と予想したが、見事に2連勝で勝ち点6を得た。次はアウェーでオーストラリアと。最終予選で最大のライバルとなる強敵だが、ここで勝てば5大会連続のW杯出場は確実だろう。
監督は元浦和のオジェックだが、センターバックにはぜひともスピラノビッチ(こちらは現在・浦和)を起用してほしい。スピードに弱点を抱えるスピラなら、日本は前田のスピードが生きるだろう。実際にジュビロでもスピラ相手に点を取っている。

問題は相手のセンターフォワードのケネディ(名古屋)をどう抑えるか。
この試合で吉田麻也がケガをしてしまった。オーストラリア戦の出場は微妙だ。おそらく途中出場した栗原がそのままスタメンに入るだろうが、日本にはケネディの事を良く知る男がいる。

だがその男はザック・ジャパンになってから一度も代表に呼ばれていない。
攻撃好きで前線に上がったまま帰ってこない、という弱点はあるものの、Jリーグでも屈強のDFで、いざとなれば得点も取れるあの男が日の丸をつける日はもうないのだろうか?

予想外の快勝

2012-06-08 02:02:57 | サッカー
日本3-0オマーン


遅れたけど3日のサッカー日本代表戦の感想を。

試合前は相手は引いて守りを固めてくるだろうから、勝っても1ー0、後半30分に入っても0-0が続き、試合終了間際に何とかゴールをねじ込んでヒヤヒヤ勝利…なんていう展開を予想していたけど、結果として大きく裏切られた。もちろんいい意味で。

先制点はなんと前半11分。左サイドのパス交換から永友が突破して、ゴール前にクロス。これを本田が合わせた。まさかこんなに早い時間で点を取れるなんて思わなかったし、何よりケガで11-12シーズンの大半を棒に振った本田が結果を出したことが日本には大きかった。

エースナンバーの背番号10は香川がつけているし、ドルトムントで活躍し、マンUへの移籍が決まって世界的な知名度も香川の方が上かもしれないが、トップ下に君臨するこの男こそ日本のエース(好き嫌いは別として)なのだ。

後半2点取ってまさかの3-0の圧勝となったが、2点目の前田のゴールは明らかなオフサイドで実質は2-0と考えるべきだろう。ただ相手にシュートを1本しか打たせず、ピンチらしいピンチは皆無。故にG大阪に移籍して結果を出していない今野の状態がどうなのかは明らかにならなかった。自論だが、私は今野ではなく闘莉王を使うべきだと思う。Jリーグでも屈指の屈強DFがなぜ一度も呼ばれないのかは理解に苦しむ。

イタリアではよく「1-0で勝つのが美学」なんて聞くけど、3-4-3のシステムを採用したりとイタリアでは異端児と呼ばれたザック。1点取った後も、横パスやバックパスをするたびにピッチ脇で激高していたと実況のアナウンサーは言っていた。その姿勢が追加点を呼んだのかもしれない。

さて、この試合を録画して永久保存版にしようと思ったのは私だけではないはず。だがその目論見は泡と消えた。
指名手配犯のオウム真理教の菊地直子が逮捕され、ニュース速報が出てしまったからである。
凶悪犯が捕まったことは喜ばしいことだが、地震とは違い、緊急性を要するものではないのだから、「試合が終わった後に速報出せよ」という私の考えは間違っているのだろうか?


51試合目にして首位

2012-06-07 02:30:20 | 巨人
巨人4-3ソフトバンク


ヒヤヒヤ勝利

2位中日が敗れたため51試合目にして首位にたった
思えば、開幕した頃は全然打てず、あのDeNaを差し置いて最下位に低迷する有り様だったが、よくもまあ、1ヶ月半でここまで挽回したものだ。素晴らしい。

この試合のポイントは四球。しかも点を取った次の回の先頭打者への四球(死球)だ。
まずは4回表、巨人は阿部の2ランで先制。4回裏、巨人先発の内海は先頭の松田を四球で出塁させてしまう。結果、長谷川のタイムリーで1点を返される。

次は8回裏。ソフトバンクはペーニャの2ランで3対3の同点に。9回表に抑えの森福を投入する。時間的にこの回を抑えればホークスの負けはない。そうすれば裏の攻撃でサヨナラの期待は大だ。試合がもつれればホームチームが有利なのである。

だが森福はこの日はコントロールがイマイチで先頭の長野に死球を与えてしまう。藤村送って1死2塁。チャンスに強い坂本は勝負を避けられ1死1・2塁。バッターは4番村田。「ここで打ってこそ4番」と私を含めた巨人ファンが固唾を飲んで期待し、一方ソフトバンクファンは「頼む森福、抑えてくれ」と祈っていたに違いない。

この緊迫の場面、1人冷静な男がいた。巨人の原監督である。森福のモーションが大きいのを見逃さず、何とダブル・スチールのサイン、そして成功。してやったりだ。そして村田がきっちりセンターに犠牲フライを打ち、これが決勝点。ノーヒットで決勝点をもぎ取ったのだ。

得点した次の回の先頭打者は絶対に抑えろ、四死球は特にダメ

というセオリーが野球にはあり、それは少年野球時代から叩きこまれていることだが、この試合はそのセオリーを破ったことが得点につながった。底辺の少年野球でも、トップのプロ野球でも、それは同じなのである。


オリックス戦ではホームスチールを仕掛けるなど、ここのところ原監督はよく動いているなという印象だが、これがもし腰を据えてどっしりと構えられるようになった時は巨人が独走しているだろう。2002年がそうだった。序盤戦から中盤戦はしきりに動いたが、夏場からはパタリと動かなくなった。正確にいえば動く必要がなくなったというべきか。1番清水・4番松井を軸に手がつけられないほど打ちまくったから。さて今年はどうか?

統一球の影響で打ちまくることは無理かもしれないが、今日の9回の村田の犠牲フライは非常に価値のある一打だった。やっと巨人の4番らしく、らしくはなってきたかな。
なにより、この勝ちで坂本のエラーが帳消しになったのが大きい。でも、坂本には喝だな。エドガーもプロならあの程度のハーフバウンドは取ってくれないと。あと藤村の走塁ミスね。う~~ん、勝っても反省点は多い試合でしたな。

セッター・竹下の言葉

2012-06-03 17:31:38 | その他スポーツ
なぜ全日本女子バレーは世界と互角に戦えるのか―勝利をつかむデータ分析術 バレーボール「観戦力」が高まる!!
渡辺 啓太
東邦出版



昨日、書店に行ったら上の本を見つけました。
「なぜ全日本女子バレーは世界と互角に戦えるのか?」その答えは簡単です。オリンピック以外の主要大会をすべてホーム(日本)で戦えるからです。この件は今までに散々ブログで書いてので詳細は省くけど、それだけホームコート・アドバンテージは強いのだ(特に国際大会ならなおさら)。

例えばサッカーのW杯で開催国は2010年の南アフリカ以外、すべての大会で決勝トーナメントに進出している。2002年、日韓共催の時も日本はそれまでW杯で勝利どころか引き分けすらなかったのに、予選リーグで2勝しベスト16入りしているし、韓国にいたっては、熱烈なサポートの下、アジアで初めてベスト4進出を果たした。

全日本女子バレーが、またもや日本開催のオリンピック最終予選でオリンピック行きを決めた日の夜、TBSの「情熱大陸」で女子バレーが取り上げられたのだが、その中でセッターの竹下佳江が興味深い発言をしている。


バレーボールって結局、今までも厳しい言い方をしたら結果が出てないのに、でもやっぱりこう取り上げてもらえてて、っていう、なんか凄い甘いなって思ってて、いつも。
たぶん他の競技の人からしてみれば、「ホントに何なんだ」って思ってると思うんですよ。でも、そういう風に、じゃあ何人の人が感じているんだろうって思うんですよね。取材とか受けてても



今のバレー日本代表を取り巻く環境はどう考えても異常だ。
サッカーのなでしこJAPANがスゴイ注目を受けているけど、それはW杯で世界一になっているからである。もちろん日本開催ではなく、他国開催の大会で。言ってみれば結果を出しているのだ。だから支持されても文句のつけようがない。

対してバレーはどうか?
竹下のような考えの人がいるんだと知り、少し安心した。できれば日の丸を背負っているバレー日本代表全員が竹下のような考えを持ってほしい。

そして日本のテレビ局は結果が出ていないバレーに高い放映料金を払わないでほしい。それが日本を強くするということをいい加減に認識するべきだ。


隠すところは隠す

2012-06-02 17:01:19 | サッカー
ツイッターをやっていると、有名人やアニメキャラクターを模して、定期的にセリフをつぶやいたりするbotを多く目にする。自己紹介に「好きなドラマはあぶない刑事」としたら、鷹山敏樹・大下勇次・真山薫・町田透のbotからフォローが来たし、「録画した家政婦のミタを見た」とつぶやいたら、三田灯のbotからフォローされた。

botの中でも中日の前監督・落合のbotはなかなか面白いし、奥が深い。その中の1つで気になるつぶやきがあった。


隠すところは隠す。うそをいわなきゃいけないところはうそを言う。相手と戦うというのはそういうこと。全部さらけ出せるのは、よほど力があって相手がよほど弱い場合だけ。


というもの。これを見た瞬間、私はある光景を思い出した。
2006年ドイツW杯。初戦のオーストラリア戦の前日。当時の日本代表監督のジーコは記者会見であろうことか次の日のスタメンを発表してしまったのだ。「隠すことは何もない」とジーコは言っていたが、まさに強者の論理。だが日本はジーコの母国・ブラジルではない。相手は同じくらいの実力の相手。にも関わらず全部をさらけ出してしまった

結果は1-3の逆転負け。最終的には1分け2敗で予選リーグ敗戦の憂き目にあった。
初戦がオーストラリアと決まった時に、私は「監督(当時のオーストラリアの監督は韓国をベスト4に導いたヒディング)の差」で負けると思ったがその通りになってしまった。ジーコは日本代表監督が指導者としてのキャリアの始まりだったのに対し、ヒディングは母国・オランダ代表の監督を務めるなど実績はジーコとは雲泥の差だったからである。
極めつけは試合前のスタメン発表。日本の負けは必然だった。


その後、ジーコはフェネルバフチェ(トルコ)、オリンピアコス(ギリシャ)などのクラブチームで監督としてキャリアを積んだ後、イラク代表監督に就任した。すなわち、時を経て、明日から始まるW杯最終予選で、今度は日本の敵として立ち塞がることになるのだ。
イラクとの対戦はまずホームで9月11日に実現する。ジーコは日本を知り尽くしている。逆に日本はイラクの情報は多くは持っていないだろう。試合前日の10日、ジーコは記者会見でスタメンを発表…はしないだろうなあ。