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秋深く 新米狐の 葉選定 作・狐文殊
林檎樹のハッパが先ず落ちだした
香りはいいが
これは黄色身がたりんからバツ
お次ぎは
蔦漆 彩り最高 しかしカブレる狐もいるのではと
葛の葉は最高なんやけど
(恋いしくば尋ねて来て見よ 和泉なる信太の森の葛の葉)
田舎といえど車の通行で埃っぽい
秋の花粉症で鼻水ポロリで
却下!?
三匹顏を見合わせ「コン・コン・コン」=困・虚ん・混
秋空に空咳が響きます!
「そのうち、霊力万能クヌギの硬券葉が落ちてくるわさ」と
御相談に行った、モグモグ歯のない口で勝ち栗を食べながら、そのくせ素早く、ピョンと飛ぶ蟋蟀をぽいとクチする、山の神に住いの狐ご隠居が
秋の野を帰る三匹、まだ赤っぽい芒達が宝塚のフィナーレ並みに囃子立て、狐三匹長い影を。フッと東に帰るんややない、西に帰るのやと。狐に化かされた!