醤油屋女将の  ただいま子離れ奮闘中!!

南国土佐の高知県から醤油味噌屋の女将が家庭に仕事に“てんやわんや”!二人娘の育児ネタは遂に子離れ便りに!

あれから1年半。

2012-09-11 06:29:55 | 忘れないように
今日でちょうど1年半。




先月、仙台空港に降り立って、

仮設店舗で営業してるレンタカーを借りて、

石巻を通り、女川を見た。



まだ津波の跡残るままの寂しい建物もあったし、

広い野原も広がっていた


宮城は思ってるより、ずっとずっと大きく複雑で、

私が見れたのは、ほんの、ほんの一部分。




石巻の海側には高く高く積まれた瓦礫の山もそびえ立ってたが、

去年同じ場所にきた主人は、

山は半分くらいになってる、と言った。



私は目の前の景色しか見れなかったけど、

ここに暮らす人が、見えてる昔の景色や思い出とのギャップを想うと

言葉を失った。


女川で、強く元気に明るく暮らしているかに見えた方が、

伸び放題の草を見ながら

「元気なのは雑草くらい」

っと静かに言った言葉が忘れられない。

津波が流しきった剥き出しの地面には
至るところ草が伸びていた。




デジカメを忘れてしまった旅だったので、

仙台のコンビニでお供を買った



早く現像しなくては。

娘たちの視線の写真が沢山出てくることだろう。




女川の方にもらった手前の1冊。


買ってきた写真集。

多くの人に見てほしい。


これが、1年半前の今日の

一瞬の自然の出来事の、

現実の一部だから。



高知と東北は遠いけど、

気持ちだけなら飛んでいける。



経験してない私には、もちろん解らないことばかりだけど、

少しでも心寄り添う生き方をしていきたい。



そして、地震も津波も、絶対に人事ではない。


学び、伝えなければならないと思う。






また雨が降り出した、高知の須崎より。