銀杏の巨樹を訪ねて

銀杏の巨樹とその近辺の様子や興味のある事柄などを綴っていこうと思います。

西予市宇和町の開明学校は松本市の開智学校と姉妹館ということで

2021-04-03 16:44:11 | 日記

 長野県の友人から、松本市にある開智学校の姉妹館が愛媛県にあるんだってね、と言われたので早速、開明学校に出かけた。

 愛媛県西予市宇和町卯之町にある国の重要文化財「開明学校」

 明治15年に町民の寄付により建てられた小学校です。右手の建物は「申義堂」とあります。

 正面から入るのが順路のようですが左手に上履きが用意されていたので左手から入りました。

 なお、入館料500円は宇和町民具館にて2館共通入館料として設定されています。民具館に3名の職員さんがいましたが開明学校には職員さんは不在でした。

 左手から入ってすぐの様子。

 左の壁面に明治から大正にかけての小学生の「児童心得」等が掲示されています。色々ありましたが一つだけ載せました。4番目と最後が大好きです。

 少し右を見ると、2階への階段がありました。

 2階には教室があり、1週間前に4名以上で予約すれば明治時代の授業を体験できるそうです。

 ひげを蓄えた怖い先生が竹刀を持ってビシ、バシと教えるのかなあ?

 いえいえそんなことはありません。聞くところによると大変優しい先生だそうです。

 2階にある教室です。教壇から見るとこんな感じです。

 教壇から見ると左手にオルガンがありますが、使えるのかなあ?

 展示ケースの中には大正時代の教員給与辞令や終戦後の「黒塗り教科書」(軍国主義的記載部分を黒塗りにされた)など興味をそそられる資料がありました。

 開智学校との姉妹館関連は、交流事業の様子や新聞の切り抜きなどが展示されていました。

 なお、このページとは場違いですが二宮敬作のお墓が開明学校のすぐ裏手にあります。下駄箱の横に別棟でトイレがあります。ウォシュレットです。

そこから15メートルか20メートルくらいです。

 墓参りは開明学校の手前の道から行くのが常識ある人の行動かと思いますのでその道標を。二宮敬作はシーボルトの娘、楠本イネに医学を教えた人物です。

コメント (2)
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