7月の連休に安心院町妻垣神社にあるという銀杏を見に行くことにした。
- 以下、「総覧・日本の巨樹イチョウ」 ー幹周7m以上22m台までの全巨樹ー 堀 輝三 堀 志保美 共著 内田老鶴圃から引用
写真的にも映える姿ではないし、サイズの点で巨樹・巨木に入るものではない。しかし、イチョウという木のもつ凄まじいまでの生命力と生き方を体現し、見せてくれる樹である。生き方の表現として「皮一枚で生きる」というのがあるが、この木はまさにその植物版である。全身空洞になりながら、且つ半身も失い、残った半身の皮(表層の数cmの暑さ部分)だけで生きている。それをも、着床植物が襲っている(写真⓶-④)。
2000年3月著者実測 主562♀+[127+108] とあり2本のヒコバエがある
写真の引用は控えます
さて、妻垣神社の駐車場に車を停めて登坂を進む。
神社の案内板があり
神武天皇が妻垣の地に立ち寄ったことが、「古事記」「日本書紀」に記されていること等の案内がある。この案内板には左下に写真が載っているが前出の著書にある案内板の写真にはそれが無いので堀先生が調査、撮影した2000年3月以後新調されたと思われる。
目指す銀杏を探しながら境内を回る
それらしき木を見つけたが半身をそがれたという、残りの半身すらみあたらない。
この二本の木の間にあったはずの主木がみあたらない。
もっとしっかり、観察するべきだった。
残っている背の低い木が半身の残りか、ひこばえの上部が折れていたのか見ていなかった。 残念。
ただ、2000年の姿は見られない。