感謝と共に、もう飽きちゃった・・・

　子供の頃お正月は外で遊んだものだ。　お天気が悪くないかぎり、家の中でじっとしているのに飽きてくる。　年長者は食べてはぐずぐず、特に男の人達は食べては飲んで寝ていたように思うなあ・・・。　父は飲めない人だったので、付き合いで少し飲むと横になっていた気がする。　よく飽きないなあと思っていたものだ。　確かに少しもじっとしていないのが子供というもの。　親戚中を回ってご挨拶後にお年玉を貰う時には大人しくしていたが、じっとしているのも束の間のこと。　お節をいただき、エネルギーを回復すると、カルタとか双六とかを家の中でするにも、ずっとやってはいられない。　外でギャアギャア遊んでいたかったなあ。　

　わが家は例年いわゆる「寝正月」。　主人が一年の中で一番忙しい時。　結婚して初めて年末年始に仕事が忙しい人なんだと知った時にはビックリしたものだ。　子供が産まれてからは、年末年始は子供が相手をしてくれた。生まれ育った実家の年末年始とは違うと言うことに慣れるにはかなりの年数がかかったなあ・・・。

　今日も本当に寝正月。「お父さん申し訳ありません。あなたはお仕事なのにね。」と思いつつ、食べて、年賀状を読んで、テレビを見て、読書して・・・。

　普段はのんびりテレビを見てゆっくりしていたいなあなどと思う時もあるけれど、こうして元気に新年を迎えられ、ゆったりした時間が持てる幸せに感謝である。


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