本当だった祖父の話

　先日ラジオを聴いていて、北海道板幸町で氷点下３０、５度、方や沖縄では鶯が初鳴きし４月中旬の気温１９、８度と言うのが飛び込んできた。

　母方の祖父（２０００年に１０４歳で亡くなったのだが）は日露戦争を体験しており、私がまだ幼い頃によく体験した寒さを話してくれた。　当時は私が面白がると思ってそんな話をするくらいにしか思っていなかったが、今回氷点下ウン十度の世界では「沸騰させたお湯を空中に撒くと、霧散する」と言うのを聞いて、祖父の話が本当だったんだと知った。　生きていたらきっと盛り上がるだろうなあ・・・と思いながらそのニュースを聞いた。

　一体どのような世界なのだろうか。　祖父は「眉毛の上も白くなり、おしっこも飛ぶ時に凍るよ。」などと笑わせていた。　しかし想像できない怖い気温だ。　いくら縦長な国だとはいえ物凄い温度差にも驚く。


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