義父の命日に思う

　今日は義父の５１年目の命日だ。　朝から神棚を掃除してお供えをする。　昨年ようやく手に入った義父の軍服姿の写真をそばにおいて、あれやこれやと話しかけている。　１２才の息子を残して逝ってしまうのは心のこりだったことだろう・・・と思うとついつい涙が込み上げてくる。　若い折には、遺影に向けて話しかけるなんて・・・と思っていたが、年々普通に感じて何とはなしに話しかけることがある。　年とったんですねえ・・・と思いながらまた話しかけている。　実際にはお会いしたこともないのに不思議だ。　

　義父そっくりの主人。　娘たちも「この写真、お父さんみたいねえ。」と言う。　残っているたった１枚の写真であるが、主人に話しかけているような不思議な気持ちになるほど似ている。

　「お義父さん、皆元気に過ごさせていただいていますよ。　見守っていてくださいね。」・・・



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