紙一重・・・

　さまざまな事件で人が人を殺したり傷つけたり・・・。　明日は広島の原爆の日。　亡き母が「広島の女学校に行っていたら自分も生きていたかどうか分からない。」とよく言っていた。　学校からは広島へ行くことを薦められたらしいが、できるだけ近くに行ってほしいと言う祖母の言葉で近場の女学校へ行ったとのこと。　学徒動員で岩国の軍需工場で働き、爆弾投下のもと逃げまどったと言う話もよく聞いた。　寝るときには防空頭巾を枕元に置き、靴も履いていたとか。　自分が川沿いを非難して逃げるのに、そばにいた知人たちが爆撃で亡くなった折りの恐怖も話していた。　話を聞いたときの恐怖が今もって思い出される。　

　原爆が広島に投下された日は、実家に戻っていたため、農作業の手伝いか何かをしていて、遠く広島の方が光り、黒い雨が降るのを見たとも話していた。　

　どんな形にしても人が人を危めてはいけない。　でも心のちょっとした狂いからとんでもないことをしてしまう。　何かが狂って決定され大惨事を招くことになる。　人の心の弱さをあらためて思う。　人が人をあやめることがあってはならない。　どのような形であろうが、この世に生を受けて生まれてきた大事な命ですもの。

　どうぞ平和な日々が続きますように

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