雑記帳

日々の雑記帳です。

白菜の古漬け

2011年01月19日 | 料理

子供の頃、今のように寒い時期、よく食べた白菜の漬け物があります。

白菜が漬かりすぎて、少し酸っぱくならないと、これは美味しくないのです。
ほんとに漬かりすぎて、あの肉厚の白菜の芯は水分が飛んでいます。

寒い日、土間兼台ところの一角には、丸いストーブが赤々と炎をあげています。
もちろん、やかんからは湯気がシューシューと音を立てています。

そのストーブの周りには、丸いテーブル型のストーブガードがあります。
家族は、椅子を持ち寄り、ストーブの周りに車座に座ります。
もちろん、丸いテーブルガードの上には、お茶碗やお皿、湯のみなどを置きます。
確か、オレンジ色いやえんじ色だったでしょうか?赤系だったことは覚えています。

ストーブの上に、鍋を置き、適度な大きさに切った、あの酸っぱい漬かりすぎの白菜を入れます。
さらに砂糖、赤みそ、お湯を加え、最後に花かつおをたっぷり入れて出来上がりです。

湯気を立て、ぐつぐつと音を立てる白菜の甘味噌がらめ。
それを白いご飯の上にのせて食べるのです。漬かりすぎの白菜にさらに火が通った時の食感。
暖かくて、体もぽかぽかです。
味噌と砂糖が煮詰まると、その香りに刺激され、ますます食が進みました。


今日、遠方の友人と電話をしていて、この白菜の煮物の話になりました。
以前、私は友人にこの白菜の食べ方を話したことがあります。
たまたま、友人がTVで飛騨地方の漬け物の食べ方を見たら、
私から聞いていた食べ方によく似ていたと。

TVでは、
飛騨地方は、漬け物が寒さで凍ってしまう。
寒い中、いかに美味しく食べるかと考えて、白菜の漬け物を炒め、砂糖にみそで味付けして、最後に玉子を絡める。
玉子はタンパク質を取るため、栄養面を考えている。

その話を聞いて、
子供の頃、私が食べていた白菜の古漬けの煮物は、てっきり、我が家だけの味かと思っていました。
実は、私の祖母が飛騨から嫁いできた時に持ってきた味だったんですね。

過日、あの白菜の古漬け甘味噌煮が食べたくて食べたくて、
白菜の漬け物を買ってきて作ったことがあります。
期待は見事に外れ!
あれは白菜の古漬けなしには作ることができません。


今日、友人との電話は、すっかり忘れていた懐かしい味を思い出させてくれました。

どうにかして、あの古漬けを入手したい。
あの懐かしい味をもう一度味わいたい! 思いはつのるばかりです。


安納いも

2011年01月18日 | 料理

今日、安納いもを買いました。

とても甘い!!と評判なので、どのくらい甘いのか興味津津…です。

スーパーの入り口には、普通のサツマイモが置いてありました。
そのサツマイモ、見かけは美味しそうでした。

ここは商売屋さんも多数出入りするお店ですから、
期待しつつ、
「安納いも、ありますか?」
と店員さんに尋ねました。
「奥にあるよ」

野菜やイモが置かれている場所で探しましたが、見つけることができず、
また店員さんに、
「安納いも、どこにありますか?」
「アぁ、そこにあるよ」

私は、山盛りばかり探していましたが、  箱に入っていたんです。

「ネット販売で買うより、送料が安いよ!」とポップアップ広告が目を引きます。
今年も「安い」に弱い私です。

このイモには、「種子島甘芋」  というブランド名が付いていました。
2kg12個入り、大きさはまちまちです。ちなみにお値段は1980円。

イモはゆっくり加熱する程、甘みが増すので、レンジでチンはダメです。
オーブントースターで30分程加熱しました。
一口味わってみて、甘みが後から付いてくるという感じでしょうか。
サツマイモであってサツマイモでないような上品な甘さも感じます!!
もう少し加熱したら、もっともっとしっとりしていたのかも。

 


雪はうれしい!

2011年01月17日 | 日記

昨日、何気なくカーテン越しに外を見ると、雪が降っています。

「明日の朝は、大分積もっているね。」と楽しみに起床しました。

案の定、外は素晴らしい銀世界。

この年になっても、雪はワクワク。心が躍ります。

ごみ出しに行く時、カメラを持参。

名古屋の朝、7時の積雪撮りました。3年ぶりらしいですね。

   

 

 


よその家の味付けは、なぜか美味しい!!

2011年01月12日 | 日記

今日、親しくしていただいている方の家に遊びに行きました。

お昼御飯は、すべて手作りです。

五目御飯、干し柿入りなます、海老フライと生野菜、たつくり、昆布巻き、吸い物。
それに、薄皮付き落花生しょうゆ和え、ぬか漬けなどの漬け物。

お節などを作る時、どの家も代々受け継がれてきたその家の味や作り方というものがありますよね。
私のように、実家から出ていると、自分の好きな物や作りやすいものだけは作りますが…。
そして、何を作ったらよいのか?分かりません。


そういえば、毎年暮れになると祖母が太いごぼうを千切りにしている姿を、今でもよく思い出します。
あの時のきんぴらごぼうの味付け、なかなか同じような味が再現できません。
祖母にきんぴらの味付け教わっておけばよかったと、~の味付け教わっておけばよかったと、後悔しきりです。

今日、遊びに行った家で、ごちそうになったどれ一つも、そこの家で代々引き継がれてきた味なんです。
た作りも、五目御飯も、なますも、私が作る物より美味しい!
「この作り方教えて!」と私。
「よそで食べるのは美味しく感じるのよ」と知人。
「ブログを開設して、この家の味付けを紹介してくださいよ」と私。

どの家にお邪魔しても、そこの家の物が美味しく感じてしまう私。
まぁ、実家を出た私は、いろんな方の味を参考にして、私の家の味を作ればいいんですね。

た作り の作り方
  
  た作りの水分を飛ばすため、フライパンでいる。私は、レンジでチンしました。
  お湯に煎ったた作りを1分程入れ、その後水を切る。(苦みを取るため)
  鍋に砂糖、しょうゆ、みりん、唐辛子1本を入れ、水切りしたた作りを入れて煮からめる。

作ったた作り、た作りがぽきぽきしなくて、シャリシャリした感じ…今日いただいた家の味によく似ています。