
老首長の国/ドリス・レッシング
アフリカを舞台にした小説、初めて読んだ!
白人入植者と黒人現地人のアフリカでの生活を綴った短篇集です。
イギリス国籍のドリス・レッシング自身が幼少期から30歳までアフリカのジンバブエで暮らしていたので
それを元に書いているそう。
日本にいると分からない世界✨
支配する側(白人)支配される側(黒人)
それがごく当たり前のことで
よくある分かりやすい人種差別的な作りの作品ではなく、
本当に自然体で当時の人種間の生活・営みが描かれていました。
何より、アフリカで欠かせないのが広大な自然✨
人間模様は勿論ですが、大自然の様子も大きく描かれていてとっても読み応えのある短篇集😄
読了感は気分晴れやか~☀でした

作家の日記/ドストエフスキー
(1837年を読了)
最近ドスト離れしていてそろそろ何か読みたいな…とウズウズしてきたので
「作家の日記」に手を出してみました。
これはひとつの作品ではなく、ドストが寄稿した批評や思想なんかを集めたものです😊
最初はとっつきにくかったけど
時々短篇なんかも出てきてドスト好きさんには楽しいと思います。
ドストに対する批判を書いた文章を発見すると
それを挙げて相手を批判し返していたりとか(笑)
ゴーゴリやディケンズが好きだったんだな~💖というのが所どころ伝わってきます。
ディケンズは読んだことないので、いつか読まなくっちゃね。
文庫サイズが図書館でも手に入らなかった為ハードカバーでちまちま読んでいますが
この本は魔術書みたいなデザインでちょっとテンションが上がる。

クオ・ワディス 下巻/シェンキェ―ヴィチ
暴君ネロが支配するローマでのキリスト教徒弾圧篇!
結構残酷な描写は続きます。
ハラハラドキドキ…
理不尽な暴力に晒されても、キリストの教えを守って我を忘れず
高潔なキリスト教徒たちの姿は美しいです✨
物語の主人公たちの行方がどうなるのかが全て記されている最終巻
綺麗に終わりました。





ドストエフスキーの長編で『悪霊』だけは1度きりでまだ読み返してなかったので
また読みたいな~と思いどの翻訳にしようか迷いました。
初めて読んだのは亀山訳。
できれば米川訳で読みたいと思ったんですけど、
岩波文庫で出ていたものは絶版中😢
一応本屋回ってみたけどありませんでした。
ハードカバーのなら手元にあるんだけど😅
『作家の日記』をハードカバーでしか読めない分悪霊だけはせめて手軽に持ち運びたい―!

てことで新潮文庫の江川訳になりました。
う~ん楽しみ😊
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