『居酒屋』 エミール・ゾラ
パリの貧困街に暮らす洗濯女・ジェルヴェーズの
成功から堕落までを描いた大作です。
久々に読書したな~と感動に打ち震えております😮
しまったことに、『居酒屋』を読む前に
『ナナ』の方を先に読んでしまっていて
『ルーゴン・マッカール叢書』の順番通りに読むつもりが
最初からなくて適当にナナから手に取ってしまいましたが…
『居酒屋』を読んでから『ナナ』にいった方が
絶対におススメです💀
ナナはジェルヴェーズの娘。
両親から虐待を受けた過程が居酒屋で描かれているので
それを読んだ後の方がナナに対する見方が全然変わってきます😭
また読み返したいけど、ちょっと今はその気力がないな…
『居酒屋』の描写はとても現実的で生々しい。
中でも8歳の少女、ラリーが虐待を受けた末に
死んでしまうシーンは理不尽で吐き気催しました💀
ドストエフスキーの作品にも何の罪もない幼い子が犠牲になる
描写が結構ありますが、ラリーの件はいたたまれないです。
しかしこれだけの中編小説を読むのに
結構日数を要しました😵
名作を取り込んで細胞中が喜びに打ち震えておりますが🤣
自分はあと何冊読めるのかという心配も同時にしてしまうという
通例行事(?)があります。
次は何を読もう…