アンナ・カレーニナ 下巻/トルストイ
もう~最高でした
タイトルはアンナだけど、もう一人の主人公・レーヴィンの方が庶民の私には親しみやすい。
そして2人が初めて邂逅したのって意外にも物語の結構後半の方ですね
人物それぞれの心理描写が細かく丁寧で本当に凄い。
大体文豪って男性だから、小説に出てくる女性の心理描写は
「男性の作家が描いた女性の心理描写だな。」
っていう域の作品ばかりだなと思う。
でもアンナ・カレーニナは「本当に男性が描いたのか」てぐらい
女性の心理描写が自然で違和感がない
そして人の死や出産についても、綺麗ごとだけを綴らず
タブー視されるような誰もが隠しておきたい負の心情なんかも赤裸々に描かれている…
こんな登場人物全員の心理を細かく描き個性を持たせている作品、他に記憶に無いかも。
トルストイは人間が好きだったのかな~
あと、他のロシア文学と比べて随分と読みやすい。
名前も比較的憶えやすいので楽でした
劇場/ブルガーコフ
ブルガーコフの遺作、そして未完のまま…
劇作家の主人公が自分の作品を上演して貰おうと作品を持ち込むも
色々なものが障害となり全然受け入れて貰えず…
それでも自分の作品を世に出すため、拒否されても劇場へ通うしかない。
ブルガーコフ自身のことをモチーフにした作品になっています。
カフカの「城」の様だ、という意見を見て、なるほど確かに
「城」以上に孤独感や切羽詰まったものを感じました。
この表紙のマレーヴィチの絵が本当に素晴らしい~
11月は2冊しか読めませんでした
確実に私よりもお忙しくて読書時間少なそうな方が物凄いピッチで本を読んでいると
どうやってそんなに読めるんだと不思議に思う…
時間は皆平等なんだよね?私だけが1日24時間なわけではないよね??
お笑いのカズレーザーさん(紫と赤のコンビの赤い方)とか読書家で年間200冊も読まれるとか…
ていうことはひと月に15冊~20冊は読むくらいのペース??
無理だ~
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