徒然なるままに

人は一人で生きているのではない、みんなの愛の支えで生きていけるのです。
だから生ある限り、周りの人を愛していきたい。

久しぶりのバスツアー(2)

2006年04月26日 | デジカメ写真

       
 
 阿蘇ミルク牧場の自然食バイキングが、ずらりと並んでいるところである。ほとんどが地元の自然農法の野菜が中心であるが、魚では鯖、肉では牛肉が少々入っている程度だった。ご飯も炊き込みご飯、赤米ご飯、白ご飯など置いてある。
 クリックすると、私が始めに取ってきた、おかず中心であった。また改めてご飯を
炊き込みと赤米を混ぜて持ってきた。まあ味付けは美味しかったので、食が進み、
また盆に野菜の天ぷらなどを沢山取ってきた。
 農場だから、牛乳とコーヒー牛乳もお奨めとかで飲み、丁寧にコーヒーで締めくくった。結構満腹になってしまった。あとワラビ狩りが待っているのを忘れて。

       
 
 50分一本勝負の昼ご飯から、いくらもしない内に、ワラビ狩りに出かけることになる。小さなビニール袋を渡される。みんな「小さ過ぎない。」と不満顔である。200mぐらい野原を歩くと、斜面が下に広がり、ここからがワラビがあるらしい。
 さあ、取るぞと張り切って、用意したカッターを手に探すも、人の後ばかりで、全然ないのである。開ききったワラビがやたら多い。少しずつ取りながら、降りてゆくのだが、思うようにはない。実は作戦に大きなミスがあろうとは、まだ気づいて居なかった。斜面を200mも降りただろうか、あと20分でーす、と上の方で叫んでいる。
 まだほとんど取れていないのに、もう帰るために、斜面を登り始めた。登り始めると、あちこちにワラビが見えるが、遅くなるからと、見送りながら昇る。しばらくすると、汗ばみ、お腹は満タンで苦しい、腰に応える。でも、急がないと間に合わない。
 いやー、大変な苦行である。途中で何回も止まって深呼吸だ。

 あとで分かったのでは、取り返しが付かないが、作戦というのは、先にさーつと、下に降りてしまって、それからワラビを取りながら、昇っていくと、比較的楽に、腰にもやさしく帰れるということである。最初に気付よ、自分の馬鹿さ加減に腹が立った。
 楽しみにしていたワラビ狩りは、少ししか取れない割りに、身体にとって、まともに苦行となって帰ってきた。情けなかったなあ。

      
 
 次ぎに訪れたのは、上益城郡嘉島町にあるサントリー九州熊本工場である。阿蘇からの豊富な湧き水を利用した工場であり、最近出来たのか、綺麗であった。
 案内には実にチャーミングな案内嬢が、内部の過程を紹介してくれる訳だが、最初のスクリーンの凹凸が、阿蘇の外輪山を形どっていたのには、びっくりした。当然のように内部は撮影禁止だった。そして働いている人の少ないこと。

 待ちに待った試飲コーナーでは、始めにモルツ、次ぎにプレミアムモルツとスマートなグラスに注いで、試飲した。出来たてだから、美味しいのは当たり前か。
 テーブルにはおつまみが置いてある。私はバスなので、用心して2杯しか頂かなかったが、猛者は何杯もお代わりしていたようだった。優しい奥さんは、ご主人の代わりに貰いに行ったりしていたが、うちだったら、睨まれるのがおちだ。

 ここでは、ビールの他にペプシコーラ、烏龍茶、阿蘇の名水、ジュースなど、多くの製品を作っているという。サントリーファンになって帰って下さい、と言っていた。

 
      
 
 次ぎに訪れたのは、熊本市が管理しているフードパル熊本にある、田尻いちご農園でのイチゴ狩りだ。残念ながら、今回はいちご食べ放題のツアーではないので、入り口でサンプルを1個ずつ貰い、試食して温室に入った。中はロープで区画され、取る場所も限定されている。
 前の二人のおばさんの後に続いたが、この二人が良いのを取っていくので、自分には取るほどのイチゴは無い。つい、「すみません、もっと前の方に行ってくださーい」と言ってしまった。考えてみると、取った分だけ、お金を払う訳だから、本当は買いたい量だけ取ればいいことである。
 二人でパックに入れて、持っていくと800円以上となった。スーパーよりだいぶ高い。家まで持って帰るわけだから、どうなのか、微妙だ。

 

     

 九州の都市で、路面電車が走っている町は、いくつあるかご存じですか?まあ、常識ですか。でも、ガイドさんは筑豊電鉄は入れなかったなあ。
 長崎市、鹿児島市、そしてこの熊本市の3ヶ所だそうです。バスの窓からやっと撮れました。もと西鉄の路面電車も走っているかも。いろんな色の電車が走っていました。そのうちここも廃止の運命が待っているのかも。


 久しぶりのバスツアーでしたので、つい長文になってしまいました。マイカーでのドライブ小旅行が多かったので、緊張しましたが、何とか無事に帰宅することが出来ました。
 実はワラビ狩りの後、ビール工場までのバスの中で、ちょっとやばくなったんですが、やはり一番後の座席は良く揺れますから応えましたが、なんとか事なきを得ました。良かった。

 ツアー参加に、福岡から乗り込まれた、若い子供連れのご夫婦が、唯一のヤングだった。この3歳になると言う坊やが、みんなを和ませてくれた。ガイドさんがマイクで喋るのを、物まねするらしい、ガイドさんが喜んでいた。
 バスを降りるときは、一人一人に「お疲れさまでした。」と言ってくれたし、最後に博多駅で降りる時には、「みなさん、またお会いしましょう。」と言うので、大笑いであった。

 最後まで、読んでいただいた方いるのかなあ。居られましたら、お礼申し上げます。