リーマンの鯉釣り日記

変わっていく鯉釣りを新鮮な眼差しで,変わらない鯉釣りも楽しみながら,自分の鯉釣りも磨きをかけていきたいと思います.

4月の水月湖

2021年05月05日 | 水月湖
 4月の月末から水月湖に遠征しました。1週間前に下見に来て、年券を購入して、今年は時間もあるのでゆっくり狙ってみたいと色々と対策を考えての今回の釣行になりました。湖の周りは、梅林が続くのが一つの特徴で、さらに硫化水素が水深があるところでは沈殿していて、そこには魚はいませんので、必然的に水深の浅いところを狙うことになりますが、浅くてもすぐに重りが黒く変色して硫化鉛になる化学変化が起きます。オモリだけでなく、真鍮のサルカンなども黒く変色してしまいます。この硫化水素がないところで、ポイントを探すことからこの湖の鯉釣りは始まると言っても過言ではありません。

 さて、釣りができる時間帯を考え、午前6時からセットして、コーヒーを入れて一息つきます。このひと時が一番心落ち着く時です。しかし、今回はすぐにアタリが出ることになりました。
 前回の下見の時にフィーディングをしておいたのが功を奏したのでしょうか、1時間もしないうちに最初の当たりです。不意を突かれてというか、まさかのアタリに度肝を抜かれたというか、この水月湖ではこの度肝を抜かれることがしばしば起こります。それがこの湖の魅力とも言えます。
 バイトアラームの音から一気に走ってる様子が窺い知れます。釣り座に着くとリールのスプールが勢いよく反転しています。糸巻き量の様子から150mはすでに道糸が出されています。
 竿を手に持つとずしりとトルクを感じます。竿を立てると沖合にかすかに波紋が現れ、魚との距離感がわかりました。この湖は先ほのど理由から魚は深く潜ることはないのですが、魚の引きが強く、主導権がなかなか取れません。竿の弾力とクイックドラッグを利用してのやり取りを10分くらいしたでしょうか、ゆっくり魚が寄ってくると同時に右手に向きを変え始め、その先にあるカカリが心配になります。そこで、後ずさりしながら、魚の向きを少しづつこちら側に向けてかなり近くまで寄せてきました。そして、15分くらいして、やっと至近距離まで寄ってきて、その魚体を目視できるまできて、タモを手に取りネットインのタイミングを計ります。しかし、近くまで来ているのに魚は頭を上げる気配がなく、こちらもその大きさに度肝を抜かれている状態です。ネットを差し出したその時、少し頭の向きを変えたかなと感じた時、ポンとハリス切れ。クイックチェンジとの接続部分の8の字結びのところから切れていました。最後にしてやられたという感じです。

 その後打ち返して、1時間後とその30分後にアタリがあり、これらは横走りされてカカリに入られましたが、なんとかカカリ出しをしてネットインできました。 
  その後はぱったりとアタリが止まり、鮒が2匹ほど食ってきただけでした。
時間だけがどんどん過ぎて、アタリも忘れかけ、その間天候がめまぐるしく変わり、嵐のような雨風に悩まされながら、湖面を見ると打ち寄せる波にあきらめかけていた頃、時刻は夕方の5時半くらいにでした。この時間帯は喰ってこないと思いながら、近くにいた遠征されて来ていたベテランのAさんと話をしている時に突然のバイトアラームの音にびっくり。釣り座まで300mほどあるかもしれないのですが、小走りに急ぐもバイトアラームの音は止まずに鳴り続いているので、カカリには入られていません。しかし釣り座近くまで来た時に、音が止んで、カカリに入られた感じです。
 釣り座に到着して竿を持つと案の定、カカリに入られています。しかし少し竿を煽るとなんとか係から外れて、重さを感じながらのやり取り開始です。結構の重量感はあるものの、トルクの強さはさほど感じられなく、バラした鯉よりは小型と直感でわかります。今度はバラすわけにはいかないので、更に慎重にやり取りします。その間Aさんはウエダーに履き替えてのアシストです。今度は確実にネットインでき一安心。しかし湖面は風と波で荒れ模様で、波のために長くつの中は水浸しで、メガネは曇り、まさしく嵐の中のネットインです。
 取り敢えず、ライフバッグにキープして、天候の良くなった翌朝に検量です。
サイズは、99cmの19kg。
最初にバラした大型が残念で、今一歩納得できない釣行になりましたが、次回のリベンジを胸にゆっくりと家路につきました。


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