リーマンの鯉釣り日記

変わっていく鯉釣りを新鮮な眼差しで,変わらない鯉釣りも楽しみながら,自分の鯉釣りも磨きをかけていきたいと思います.

11月の櫛田川

2021年11月05日 | 櫛田川
 2週間ぶりに、前回開拓したポイントへ。サイズアップを狙っての釣行です。草刈りをして、誰も入らないポイントなので、再度のチャレンジですが、果たしてどうなるか。
 秋の天候にも恵まれ、鳥たちもやってきています。
 
 鼬も目撃したのですが、写真には納めることができませんでした。まだ自然のままの環境が残っていることに地元の人間としては、ほっとするのですが。
 前日の午後にフィーディングをして、少し餌に慣れさせて、翌日の釣行です。すぐに竿を出したくなり、すぐには当たりはなく、辛抱しきれなくなり撤収、そしょいて翌日も竿を出すも当たりなしというパターンは、意識的に避けたいので、こういう釣り方をします。結果的には確実に釣果は上がるとともに、場荒れも少なくなるので、地元のポイント攻めるときはこのようにします。
 翌日の朝、ポイントに到着したのは7時前で、1投目を投げたのは、7時過ぎでしょうか。
 今回のタックルは、
ロッド:Daiwa マッドドラゴンK 12ft 3lb 
リール:UKDaiwa トーナメントISO 5000 QD
竿は2本で、本当は1本で勝負したかったのですが、いつもの習慣で2本出してしまいました。結局は同じ竿に当たりが出る結果になったのですが。次回は1本で勝負してみたいと思います。
フィーディング:DBのソース20mm 200g程度。
喰わせ:ユーロカープのツナモルツパイナップルクオーター18mm 
おもり:3オンス インライン
ハリ:コーダ 鎌倉ワイドゲープ4号
ハリス:KRYSTON Jackal 30lb Olive Green

 前日のフィーディングが功を奏して、最初の当たりがあったのは、8時10分。
 まさかの当たりに、朝食のコーヒーを飲んでいる時で、ある意味私の至福の時間帯でした。途切れることのないバイトアラームの音に期待ができそうです。釣り座まで、堤防の斜面を降りて、泥の中を歩きながら、葦のなかを10mほど進んで行きます。釣り座に着いても、リールのスプールは回転しながら糸が出ています。
 私は、道糸はフロロカーボン4号を80m程巻いて、その先はナイロンの4号を巻いています。フロロカーボンは比重がナイロンより大きいため、自然と沈んで落とし錘は必要ありません。また、今回のように100m以上道糸が出されてからは、ナイロンの道糸の弾力が利用できて、やり取りが楽になります。
 今回の当たりでは、道糸のフロロは全部出されて、したいとのナイロンが出ている状況です。竿をもって、その引きの強さを感じさせ、さすがに川の鯉らしく、よく走ります。まずは魚をおとなしくさせるために、無理にリールを巻かずに、竿の弾力とクイックドラッグを使いながらのやり取りです。
 しばらくそれを繰り返しながら、魚がこちらを見き始めてからも、無理にリールを巻くと下流の葦の中に入られるので、ゆっくり魚の体力を奪うように竿の弾力を使います。
 しかし、20mほど下流の葦の中に突っ込まれ、動きを止められました。こういう場合は無理に引っ張り出そうとすると、結局は糸を切る羽目になるので、竿先を曲げない程度のかすかなテンションを掛けて、魚の動き出すのを待ちます。1分ほどして、動き出したのを竿で感じてからはさらに沖に走り出すのに合わせて、ドラッグを緩め、沖に走らせます。30m程沖に走ったところから、ゆっくりドラッグを締めて、竿の弾力を使いながらのやり取りを開始します。それでもなかなか寄ってこないので、久しぶりのやり取りが堪能できます。魚の締め込みと竿の曲がりを見つめながら、道糸さえ傷がついていなかったら、確実に取り込めるので、慎重にやり取りを続けます。結局15分ほどかかって鯉が口を水面に出してきて、そのまま空気を吸わせて、次第に動きが少なくなってきます。
 ネットを右手に持ち、葦の切り株の向こう側でネットインさせないといけないので、ネットのポールの長さに余裕もなく、角度もつけられない状況で、慎重にやり取りして、やっとこさのネットイン。
 その後、葦の切り株の上をネットに入れたまま引きずって、やっと足元で魚体を確認できました。引きの強さを感じさせる、櫛田川の野鯉です。
 傷をつけないように、すぐにリリースします。足元の水深は150cm程あり、立ちこむことができず、更に葦の切り株と左右は写真のように背丈ほどの葦が生い茂っていて、現実的には竿1本で勝負したい釣り座です。
 リリースした時には、ひと汗かくくらいの状況ですが、1投目から確実に食ってきたことで、昨日のフィーディングからの一連の釣りの成果といえます。
 その後、9時と11時に打ち返した後の、13時にまたあたりがあり、今回も途切れない連続音のバイトアラームの音に期待が胸を膨らませてくれます。
 しかし、竿を持った瞬間の手ごたえから、そのトルクの大きさと引きから、最初の鯉よりは小さい手ごたえです。しかし、川の鯉らしく、引きの強さはさすがです。1本目と同様に確実に正面からネットインさせるために、慎重にやり取りします。今回は先ほどよりは時間もかからず、葦に入られることもなく、ネットイン。

 サイズは84cmですが、サイズアップにはなりません。ここで、次回も期待したいので、はやめの納竿にしました。
 家の都合で遠征ができなかったので、地元の河川を自分で釣り座を作り、時間をかけて釣ることで、新鮮な釣りの面白さを再確認できました。こんな楽しみを味わえる地元の釣り場も大切にしていきたいものです。




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