図書館から借りてこの本を読んだのだが、これはあくまでも小説でそれが映画化されたものと思っていたのだが、戦後まもなく本人が書いた実話だった。
元の題名は1998年に「ある都市の死」という題でドイツで出版され話題になり映画まで作られることになったようです。
シュピルマンさんは戦後ピアニストとして復活し2000年の7月まで88歳まで生きたということです。
尚、戦後まもなく結婚して生まれた長男であるクリストファーさんは日本人と結婚して九州大学、北九州私立大学等歴任しており「シュピルマンの時計」という本も出版しています。
彼を救ったドイツ人ホーゼンフェルト大尉はスターリングラード戦犯捕虜収容所でスターリンの死の前年に精神がボロボロになって亡くなったそうです。
大尉の前で演奏したのはショパン、ノクターン嬰ハ短調です。
From "The Pianist": Chopin Nocturne C sharp minor (Arjen Seinen).