MARVIE’S

思い出の音楽と趣味の生活

WiFiルーター交換 WG-1200HS3

2021年11月27日 | PC

最近、無線ランが時々途切れるようになり、ルーターを再起動したりして使っていた。今まで使っているWiFiルーターは2016.11月に購入したものだからちょうど5年になる。

ルーターの寿命は3年から5年くらいだというから変え時と思い、似たような機種WG-1200HS3に交換した。

らくらくスタートを使って同じ暗号化キーを使おうとしたが、どうしてもうまくいかずあきらめて新しい暗号化キーを使うことにした。

家内は今度はミニオンを作った。

 


「白夜を旅する人々」三浦哲郎

2021年11月16日 | 読書

最近の私は物つくりをほとんどしていない。
時々、以前作ったスピーカーのネットワークの改造を時々思い出したように行ってるくらいだ。
今の私の一日は主にウォーキング、以前のようにあまり長く歩くことはなく、せいぜい7000歩から8000歩くらい、まれに9000歩を超える時もあるが全般的にあまり無理しないことにしている。
たまには自転車を持ち出して少し遠くに出かけたりもするが、日一日寒くなると自転車もそろそろおしまいになる。
あとの時間は音楽鑑賞か読書、今までいろんな人の本を読んできたが、現在は三浦哲郎を主に読んでいる。
八戸出身ということもあり、東北に馴染みのある題材が多く特に関心がもてる。
私がまだ若い頃、出張で金田一温泉に泊まるのはいつも「きたぐに旅館」だった。この旅館の名付け親は三浦哲郎だということを後で知ってびっくりした。
今思えば、たしか、三浦哲郎ゆかりの里と旅館のどこかに書いてがあったのを思いだされる。
三浦の父親の実家が岩手のこの金田一温泉近くの湯田というところらしく、戦後は両親と姉きみ子さんは父親の実家に戻り最終的にとなりの一戸町に住むことになる。
 三浦の本はもう大分読んでいるが、一番衝撃的だったのが「白夜を旅する人々」だ。この小説は三浦の半自伝小説で家族の生涯の物語である。
6人兄弟のうち、二番目の姉である貞子さんが19歳で青函連絡船で投身自殺で亡くなる。
(私のいとこで一つ上の女性も北海道まで行って投身自殺をしているので身につまされる感じだ。
今思うと、津軽海峡で死ねなくて北海道まで死に場所を探していったのだろう、と今になって思っている。
これをきっかけに先日、何十年ぶりかで墓参りしてきた。墓には28歳と彫ってあった。)

次に一番上の姉である縫さんが睡眠薬で続けて服毒自殺をはかる。
そして、又二人の兄も失踪して死んだものか、生きているのかもしれないらしい。
結局、のこったのは一番下の姉きみ子さんと三浦哲郎だけが残ったのだ。
いつしか三浦はこの悲劇的な兄弟を書かなければならないと思うようになり、残された自分の使命だと思うようになった。
長女の縫さんと三女のきみ子さんは色素欠乏症、俗にいう「しろっこ」で誕生してしまったのが、この二人の運命を変えてしまったのだ。
二女の貞子さんは非常に美しい人で成績も優秀だった。しかし運悪く東京での師範学校入学試験に失敗してしまう。
直接自殺の原因ではないだろうが、多分になんらかの影響にはなったのではないかと考えられる。
三女のきみ子さんは幼いころから琴を学び、晩年まで琴の師匠として多くの弟子を持ち89歳まで生きている。
きみ子さんが亡くなってまもなくしてあとを追うように、三浦も東京で79歳で亡くなり同じ岩手の一戸町のお寺に埋葬されている。
いずれ、この「白夜を旅する人々」は非常に衝撃的であった。
三浦哲郎の本は兄弟愛、家族愛、にあふれた本が多く、今は毎日楽しく読み続けている。
購入した本も数冊あるが、もっぱらあっちこっちの図書館から借りて読んでいる。