「フル百走」めざして世界を走り抜け!

参加した国内外マラソン大会を紹介します。大会の雰囲気、記録、旅の様子、風景、食べ物等を多くの画像とともに紹介致します。

痛走?の2009北海道マラソン

2009年09月05日 | マラソン

わたしのJogNote

いきなりこんな画像ですいません。これは北海道マラソンを走りきっ
た結果です。太もも裏からふくらはぎまでギブスを当て包帯でグルグルです!


膝にたまった水を25cc抜きました。少し、血が混じっていました。
整形外科医の診断では、棚障害と変形性関節症でした。医師の説明は早口(診断
内容がよく理解できない。)でこちらの話など全く聞こうとしないヤブ(多分?)
医者だった。女性看護師も同じだった。私は患者の話をよく聞こうとしない医者
は全てヤブ蚊ならぬヤブ医者と確信している。ヤブ蚊もヤブ医者も当事者を不安
にさせる輩である。半月板と靱帯には異状が無いとのこと。

さて、今回は痛々しい包帯から分かるとおり激痛、ど根性の63回目のフルマラ
ソン完走でした。レースの概要は、

1 元々、左足膝頭に痛みを抱えていた。
2 だから、ほとんど練習らしい練習はしていない(痛いから止めていた。)。
3 スタートの大号砲が鳴る
4 スタート直後、左足膝頭に「ぐりっ」とにぶい音がした(骨の悲鳴?)。
5 あれっ?痛みで走れないよ~。ゆっくり立ち止まる・・。
 膝のストレッチを繰り返す。

6 沿道のおばちゃん達が頑張れ!頑張れ!と大声援
7 大声援に背中を押され、再び走り出す。
8 痛い!お~痛い!と、また立ち止まる。ストレッチするが痛みは止まらない。
9 また、沿道のおばちゃん達から頑張れ!と大声援
10 また、大声援に背中を押され走り出す。何とか走るが「とぼとぼ」と走る状態

11 棄権は未だ早いと痛みをこらえながら5キロぐらいまで走ろうと決心
12 給水所では左足に冷水を何度もかけまくる。スポンジステーションでも冷た
 い水を含んだスポンジでアイシングを試みる。
13 痛みをこらえているため変な走り方をしているのだろう。また、冷水を何度も
 かけまくっていたので両足付け根の筋肉がマヒし、ほとんど感覚無し。
14 膝の痛みと筋肉の無感覚と闘いながら走る。スタート直後に2度立ち止まっ
 たが、その後は一度も立ち止まっていない。
15 レースを止めようと何度も考えたが、収容車にいつ乗車できるかわからない
 のでこのまま走ることにした(無茶な話である。)。

16 時計を確認しながら5時間以内の完走を目指す。
17 ゴール近くの北大構内は、急な曲がり角が幾度もあり痛い膝にはトドメ状態。
 膝に大激痛が走る。身体も走るが痛みも走ることを生まれて初めて知った。
18 待ちに待ったフィニッシュ!遠く、永かった(「長かった。」ではない。)、
 そして、痛かった
19 フィニッシュラインを過ぎて走るのを止めるが、その後、何と一歩も歩け
 ない。その場に立ちすくみ、これからどうしようと呆然とする。
20 一歩歩いて、長く立ちすくみ、一歩歩いて、また長く立ちすくみ、これを繰
 り返しながら何とか救護テントにたどり着き、ベッドに横たわる。

21 ベッドで簡単な問診とアイシングの応急処置
22 その後、地獄のような状態・状況で八戸に帰る!
  時間がないので、大激痛をこらえて何とか着替える。札幌駅までタクシーで
 移動。JRで苫小牧へ(混雑で席には座れなかった。なんと、立ちながら缶ビ
 ールを飲んでしまった。バカ者だろう!)。苫小牧駅からタクシーで港へ。夜
 9時発八戸行きのフェリーに乗船する。
23 船内で手持ちのアイスパックでアイシングを行うが痛みがひかない。悲しい
 気持ちで八戸へ。
24 翌朝4時過ぎ、八戸港に到着。下船後、車いすに乗ってタクシー乗り場に
 移動。タクシーで自宅に帰る。
25 そして、けがの治療のため3日半の休暇で~す。電気治療、
 レーザー治療は馬鹿らしくてやっていられない。こんな治療を繰り返していれ
 ば整形外科医は「ボロ儲けだろう。」と、つくづく思う。昼間の病院は金づる
 の患者達で一杯である。私が医者なら自然治癒力を活用した治療を試みるだ
 ろう。したがって、病院に来る必要なしである。今、それを私は実践している。

記録は、次のとおり。
 5キロ:    26分45秒
10キロ:    54分46秒(28分01秒)
15キロ:1時間23分28秒(28分42秒)
20キロ:1時間54分18秒(30分50秒)
中間点:2時間00分53秒
25キロ:2時間24分58秒(30分40秒)
30キロ:2時間56分24秒(31分26秒)
35キロ:3時間28分05秒(31分41秒)
40キロ:4時間00分08秒(32分03秒)
ゴール:4時間14分24秒(14分16秒)

レース前の長い期間、足に痛みを抱えているのにレースに出ることは社会人とし
て恥じるべきである。また、スタート後、痛みを我慢して走ることも恥じるべき
であろう。しかし、私は走りたい、ただ走るのみ。後先のことは考えたくない。

記録を見て驚ろいた。そして、私をど根性者と誇らしく思う。15キロから先は
5キロを同じタイムで刻んでいる。その間、ずっと膝の痛みと筋肉の無感覚に耐
えていたのである。

どうでもいいけど順位は、
総合順位(女子も入るかな?)3760位(5730人中)
部門別順位(登録男子)   1213位(1398人中)

レース前日は、早く到着したので受付前に札幌ミニ観光を楽しんだ。もちろん、札
幌ラーメン、熱々のふかし芋にバターとイカの塩辛の絶妙な塩加減、そして、特
製カップアイスを美味しく戴きました。明日起きる痛~い出来事を何も知らずに
である。

早朝、苫小牧港に到着


宮ノ森ジャンプ場 札幌冬期オリンピックの70m級ジャンプで3本の日の丸が
翻った地である。覚えていますか?笠谷、金野、青地の雄姿を!


人がトンデレラ!(古いCMコピーで失礼)


藻岩山展望台


北海道マラソンのテレビ中継用アンテナ。マニュアル広げて試験中かな?(展望
台で)


藻岩山から札幌市内(上:中心街、中:中島公園、下:石狩湾)




ロープウェイのゴンドラ。藻岩山は来年4月から全面改修です!


羊ヶ丘展望台


ドームと秋桜(羊ヶ丘展望台から)


少年達曰く「クラーク先生!トイレはどっちですか?」、クラーク博士曰く「あ
っちだよ。しからば少年達よ、大志を抱いて行きたまえ!わかったかね?」、少
年達曰く「そんなの関係ねぇ、そんなの関係ねぇ!」(グレーのシャツを着た少
年の名前は「よしお」君だった。これは本当のようなウソのお話です。)


ドーム外観


本日の宿“札幌パークホテル”、受付・開会式会場も当ホテル。また、スタート
地点に近いので大変便利。客室へ案内はオーストラリア人女性で長身美形で笑顔
がステキ、そして、お部屋とサービスも立派でした!なお、最近泊まっていたア
ートホテルは温泉大浴場の「お風呂マット」が大変臭いので止めました。


ナンバーカード受け取り(札幌バークホテルで)


開会式まで時間があったので大通公園でビール飲んでました。


開会式(パークホテルで)


人気者「佐伯選手」は去年の女子優勝者。何と言っても先月ベルリンで開催された
世界陸上で1万メートルをビリでも観衆の大喝采を浴びました。北海道マラソン
はDNFだったようだ。開会式では元気だったが、身体はきつかったのでしょう。


自分自身との闘いの朝、走れないので散歩する(上:中島公園内お池から宿泊ホ
テル、中:マラソン案内塔、下:お池で食事中のカモたち)。




そして、このあと5時間後に私の残酷物語の1ページ目がめくられるのである。
あ~恐ろしや







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