これは、大マスコミテレビがどんなに過少に評価しても
消すに消せない事実を多くの国民大衆の心に鮮烈なイメージをもって焼き付けたことである。
安保法案に反対する民衆の 8・30国会デモのことですよ。
10万人がたとえ8万だったとしても、これだけ多くの人が自費で小雨の中国会デモへ駆けつけた。
よくある政党の、あるいは政治党派の組織的動員デモ では無いと思う。
高橋源一郎氏は自分の目で見ておこうと現場周辺を歩いてみたとtwitterで呟いていた。
詳しくは、氏のtwitter を見て欲しいが どこに行っても人、人、人がいたと言う。
新聞社の空撮の写真に写らないように 地下鉄から出てくる多くの人びとは巧妙に誘導されたの
ではないかと疑っている人もいるようだ。なにしろ10万に及ぶ人々の過密さをぼくは知らない。
ところがウェブで伝えられる多くの画像を見ると、皆さん実に明るく愉しそうである。実際は、参加した人の言によると、体もしんどくつらかったが子供たちのことを思うとここで声を上げなければだめだと思うと書いているのを拝見した。警察も備備はもう無理と?車道上に人々があふれるように出てくることをもう抑えられなかったのだろうなあ。
組織的な動員ではないと言うことと、自発的な行動、と言うことが大切だと思う。
で、主催者発表で13万人
警察の発表でも3万人 この誤差はぼくの認識ではいつものことであり、驚くべきことではない
と言う驚くべきたくさんの人々が 法案に戦争の匂いを感じて、いてもたってもいられず、国会へ と言うのが真相ではないのか。
政府は、大きな誤解だと言う。
誤解なら誤解を解くような説明を一所懸命するものだ、普通は。
ぼくは、60年安保のデモをしきりに思っていた。
といっても、1960年にぼくは小学生だった。
と今日はここまで・・・
涙を拭いて、さあやり直そうよ。戦後を70年も100年も続けましょうや。
ところで、今日 今年初めて 秋刀魚の刺身をたっぷり堪能した。
美味かった、感動しながら食べていた。
老い先短い老人は願う。
どうか祖国よ、道を誤らないでいただきたいなあ。
まとまらないまま続く。
写真・文 石郷岡まさを