此れから書くことは大雑把に言って、ある国で起ころうとしていることでして・・・
決して詐欺でも、インチキな儲け話でもないですからまず安心してお読みください。
ある北欧の国から、突如としてあるニュースが世界を駆け巡った。
それは、B.I というもののようでした。
日本語表記で書くと、ベイシックインカム、・・・・・
つまり、その国の国民である限り、誰でも毎月11万円振り込まれるというようなニュースだった。
ベイシックインカムという制度が、あることは知っていたが、まあ最高の制度だと思ってはいたが
実は、本気でまじめに考えてもいなかったですよ。
ところが、フィンランドという国で本格的に国を挙げてやることを検討中・・・
というのが数日前に世界を駆け巡ったニュースでしたね。
もし、フィンランドで本当にベイシックインカムという制度が実施されて、それがうまくゆくと
日本でも急速に実現されることが夢ではなくなるのではないかという事を、実はぼくは興奮気味に
考えておったのですね。
もう数年前から、学者さんや研究者の間では、この20年近くに貧富の格差が大きく開いてしまった
日本を、再び元気のある国にするために考えられていたと聞きます。
ここでは専門的知識もないので、ざっくりとぼくが考える事のみ書きますが・・・
B.I という制度が日本で実施されるならいくつかの問題がうまく解決されるだろうと思うのです。
まず、行き過ぎた経済格差、貧富の格差が解消されるようになるでしょう。
つぎに、少子化対策にゲキテキに効くでしょう、何故かは後で述べます。
そして、誰でも、労働の在り方が大きく変わるでしょうね。
日本の研究者がはじいている給付額は、国民一人当たり5万円くらい、だそうで・・・
フィンランドのように、月11万とはならぬようですが。
それでも、毎月誰にでも5万円、国から支給されて、大事なことは一人につき5万ですから
5人家族なら、25万円。
8人家族なら、40万円 となるようなんですね。
さて、財源はどこからかと言いますと、・・・
非効率な福祉関係などの役所の経費を抑えて、それから出るんだそうです。
さてさて、理想に近い、貧富の格差が超少ない社会になることに反対する人々も
当然いらっしゃいますでしょう。欲の塊のような人びと???
今まで巨万の富を持っていた人たちと役所関係の人々が、きっと反対するのでしょうか。
労働の意味が大きく変わってくるだろうなとぼくは思います。
毎月5万円をもらって、後は趣味の写真を教える事などの仕事で細々とお稽古ごとのように
全国に生徒さんを集めてお教えすることでぼくは生きてゆくでしょうね。
つまり、ブラック企業に勤めて、死ぬくらい残業をしなくても何とか生きていかれる
そんな社会になるだろうと思うんですね。5万で足りなければ働けばいいんですから・・・
これって、夢の社会ではないでしょうか?
ただし超富裕層にもいいことはありましょう。
ギリギリ人を押しのけて働かなくとも、毎月国から支給される5万円プラスその数十倍のお金を
会社経営で手にされてもいいんですよね。でも、多くのブラック企業の様な劣悪な労働条件では
もう働いてくれる労働者はいませんかもね。
いろんな生き方を認めるというような制度らしいんです。
ベイシックインカム、もっともっと研究されて日本でも早く実現されるといいですね。
最後に、なぜ少子化対策に有効かと言いますと・・・
子供が多いほど得をしますよね。
だから、ドンドンお子さんを生むようになると予想されるようです。
あるいは、離れて暮らしていた家族が一緒に住むとか、
一家で兄弟家族も一緒に住むようになり8人家族になりますと、月40万ですよ。
それで足りなきゃ、働きに出ればよい、それだけのことですね。
労働は、楽しいものでなけりゃあ、と夢見た 宮沢賢治が描いた理想の社会がグッと実現に一歩
近くなってきたことを何より感じます。
ピケティ氏の言う如く、貧冨の格差を解消するには
所得の再配分が至急に必要なんだという事なのでしょうね。
夢のような社会に人類は進んでいるようです。
所得格差がどんどん大きくなっていった今までの十数年が異常だったわけなんですね。
ベイシックインカムが日本でも実現されると・・・
毎月5万、出来ればもう少し多くのお金が政府から振り込まれる・・・
5万プラス幾らかの労働、
十分いい暮らしが可能ではないでしょうか?
その上で足りないとなったらもう少し働きに出ればよいのです。
如何でしょうか?
素晴らしい未来がすぐそこまでやってきているようなんですね。
文・写真 石郷岡まさを