こんな光景を見た。
小学校に上がる前くらいに見えたけれど・・・そんな子供さんが母親らしき人に手を引かれて歩いている。女の子は、精いっぱいの歩幅で、つながっている手でぐいぐい引かれるように走るように歩いている。けれど、もう一方の手にはしっかりと、キャンデイが握られており、そのキャンデイをなめながらまるで走るように引かれるままに歩いているようだった。子供にすりゃあ、手を引かれて走るような速さで歩こうとも、絶対にキャンデイをなめることを止めたくない、というふうだった。きっとどこかにお出かけの用事があって急いでいるのだろうか?オメカシしているようないでたちに見えたね、小生には。
ううむ、
30年とか経った頃、若い母親に言われるんだろうか、あなたはどんな時もキャンデイをなめることを止めなかったのよ、等と。
春の暖かい一日でした。
フォト・文 石郷岡まさお
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