寒かったり、突然春が来たかのようにあたたかったり、
そんなことにも関係がなく、こんな楽しみを発見し、
ううむ、こんなことに喜びを見出しつつ、
生きてゆくのも愉しじゃないか、
そんなことを書いてみます。
長い事使っていた機械、機械といっても ぼくの場合
シンプルに、カメラ、パソコン、そんなものに限るのです、
それが買ってから、そうですねえ3年かそのあたり、
変わりばんこに使うものですから、
あまり最近使っていないなあというデジカメなどもあるんですね。
それが、あるときから、へえ、こんな新しい便利な使い方があるのか
というのを見っけすっかりうれしくなるのでありました。
今日そんなことがあったんですよ。
デジカメって、使うほど手の内になって、慣れて それで
初めて納得できる写真も撮れるというものです、そう思うんですね。
誰でも、ハッとする瞬間ってあるでしょ?
前を行く二人連れの影が歩道にきれいに写って見えた瞬間とか、
子供たちが、子犬が、猫が・・・ハッとするほど美しい瞬間を
見せるときとか。
ゲーテでしたか、瞬間よ、汝は美しい・・・
そんなときにいつもはボヤーンと生きているように見える人でも
ガンマンのように、ホルダーのピストルならぬ、カメラを取り出して
サッと撮り、何食わぬ顔でその場を立ち去る、という人がいたら・・・
その人はきっと腕の立つスナップカメラマンですね、きっと。
デジカメなら撮ったイメージを数秒後に確認できますから、これはいい。
今日は久しぶりに持ち出してみたシャープに撮れるデジカメ、なんだが
しばらく手にしていないから、勘が取り戻せなかったんですね・・・
そんなことがありまして、反省の意味もあり、
こんな意味のよくわからない作文を書くことになってしまいました。
デジカメ、貧乏人なんだけれど、8台も持っているもんで、
( 色々ついつい買ってしまうのです。)手の内にしているつもりでも、
使っていない時期が長くなると勘も鈍ります。困っちゃいます。
ところで、今日本屋さんで、ちらりと最新号の BURUTUS
最新号で、森山大道 特集をやっているのをちらりと見て、急いでいたから
買わなかったけれども、どうやらここ数年の同雑誌は買っては裏切られ、
本の特集をすると、100パーセントぼくがいいなと思う本は出ていなくて
胡散臭い本は出てくるのね、ああこれは宣伝だなあと思うと腹も立たずにいるが。
1980年の創刊号からこれほど夢中になって読んだ雑誌も、ほかに例がない・・・
35年以上も経つと、編集者も会社も変わってくるだろうから、仕方ないんだろうなあ
と半ばあきらめていたところに、これです。
きっとこれで、此の雑誌も元気を出してほしい。
たぶん森山大道の特集で多くの読者をつかみ部数も上向きになるような予感?
広告に頼る雑誌は、もっと言えば広告に振り回される雑誌は、
もうまともな読者は手にも取ってくれないだろう。
いいや、いくら広告を集めてもいいが、山ほどの広告をいくら集めてもせめて
雑誌の内容で勝負してくれれば、面白い雑誌がまたきっと出てくるでしょう。
明日、本屋さんで買おうっと・・・
( ところで、森山大道氏の写真の撮り方を
路上写真と此の雑誌では書いているようだが
古来よりスナップ写真と呼ばれているもので
ぼくのいう散歩写真と同じようなものである。)
ついでに一言言えば、森山氏は完全にカメラを手の内にされていると思う。
昔から、コンパクトカメラで撮ったり、カメラも大げさなカメラを持たないで
さっと見事なガンマンのように銃を、でなくって、カメラを使ってすばらしい写真を撮ってきた人である。大昔に撮影に同行したこともある。路上に這いつくばるようにして渋谷を撮っていたお姿を此の目でしっかりと拝見をいたしたこともある。暗室の場面まで見せていただいたことも・・・
77歳ということだが、いつまでも路上に出て写真を撮っていることは世界で大いに売れたことと同様ファンとしてはとてもうれしいことである。
最近は、GR 3 RICOH製のデジタルカメラを愛用されている模様です。
フォト・文 石郷岡まさを
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