gooブログはじめました!散歩写真の達人 石ちゃんのフォトエッセイ ーーー30年の私写真散歩 少しずつお見せしましょう。

「東京原色図鑑」散歩とスナップ写真1万点。
80年代の東京も。大好きな写真家に、濱谷浩、石元泰博、森山大道氏等。

カメまんだらだら石ちゃん散歩  ぼくにはミンガスが必要・・・

2016年04月21日 | 散歩 余暇 趣味 健康 デジカメ
   1970年代に、青春を過ごした。  遅れてやってきた青年。  表題の、コピーもJJおじさんのパクリなら、書き出しの   遅れてやってきた・・・云々という表記も、どこかで聞いたことあるぞといわれると  面目ない。    JJおじさんといえば、ぼくのような団塊世代のものにとって、  決してファッション女性誌、JJ を一風変わったおじさんが読んでいるということではなく  JJおじさんこと、植草甚一という作家が、猛烈にバリバリ書いていましてね、  これがえも言われず過激でして、どんな風に過激かというと、此の人外国の雑誌を特に好み  都会を散歩し、山ほど本を買って、それが雑誌なら、いったんカフェに落ち着くや、  雑誌のつまらない広告ページをバリバリ破りそれから旨い珈琲を飲みながら読み出すなんて  ことを、正直に書くんですねえこれがまた。作家にとって某大広告代理店に目をつけられたら  いやな思いをすることもあるのでは・・・というくらい思ったことを自由に書く人だったようで  それが、ぼくが此の作家を大好きになったそもそものことでした。いいよねえ、闘う作家。  書く内容ももちろん革新的で、一気に好きになったというわけ。  それが、1960年代末からぼくの中で、おおすごいぞ・・・となり、70年代に入って  もっともっと注目するようになったというわけのものでした。  かっこよかったオジサン、ということだったのが始まりでした。   じつは、コラージュが本職、というくらいオリジナリティあふれたコラージュを作った人でも  ありましたが、もっぱらシュールリアリズムに心酔したお方であったようで、ぼくにはコラージュ  作品の良さが善くわからなかったなあ。  これは、1回では収まりそうにないぞ、  それに、さっき ピエロのジャケットで有名なチャールズ・ミンガスのアルバムのある曲を聴いたら  もうだめ。参っちゃっているんだ。  それくらい、ミンガスの面白さを教えてくれたのも、実に此の JJおじさんなのであった。           写真・文 石郷岡まさを

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