花びらがキミの肩にも舞い降りる
ハラハラと散る花びらの無常かな
花びらを浮かべ乾杯 花見酒
雑草のように生きたい この世界
雑草のはびこる庭に夏は来る
雑草の中にもキラリ 花みつけ
校庭に歓声戻る 新年度
校庭を駆け回った日 なつかしい
寺町で 木の芽田楽 乙なもの
木の芽時 おかしな人にご用心
孫追いつ 目を細めてる好々爺
いつまでも孫でいたいね お正月
ベンチでは日向ぼっこの爺と孫
新緑の萌えさかる街 キミと往く
新緑が目にも眩しい頃となり
鯉のぼり 新緑のなか泳いでる
駅前の放置自転車 困り物
駅前のティッシュうれしい花粉症
公園の木陰でのんびり お弁当
木陰には涼しい風が吹き抜ける
雨の街 色とりどりの傘の花
雨の日の地下鉄車内 ムシムシと
雨が降る 吾の心も鉛色
雨上がり 空にかかった虹の橋
橋の下 ブルーシートの家並び
風あびて 水上バスで橋めぐり
夏本番 開幕告げる花火かな
台風が去って真夏日 戻りたり
台風が去ったあとには晴れマーク
台風の後片付けに汗流す
早師走 気ばかり焦る年の暮れ
年の暮れ 街行く人も忙しなく
除夜の鐘 煩悩払い 年迎え
年越しの蕎麦に祈るか 幸あれと
去年(こぞ)今年 祈る幸せ 永遠に
七草を過ぎて待ちわび梅の花
正月も終わり頭を切り替える
七草の粥に漂う春兆し
大寒を過ぎて春へのプロローグ
立春が過ぎれば早し雛祭り
冬枯れの庭に一輪 梅の花
残雪の白き穂高に君眠る
立春を過ぎて待ちわび 花便り
内裏様 白酒呑んで ほろ酔いに
ひなまつり 過ぎて待ちわび 花便り
春待ちの 弥生の空に霞立ち
東風 春待つ吾の髪乱し
待ちわびる すみれタンポポ 桜花
校門を くぐる親子に 花吹雪
みな笑顔 卯月の空に 乾杯す
友と往く 桜並木の 散歩道
桜花 今を盛りと咲き誇る
満開の桜見上げて みな笑顔
十五夜の月に祈るか幸せを
満月の中で餅つくうさぎかな
添えられた「お元気ですか」嬉しくて
一行の手書きの文字に笑顔見え
一枚のハガキに託す 「元気です」
春待ちの 里に一輪 梅の花
待ちわびる「光の二月」花便り
コンビニで買えない物はキミの愛
こんな時 鳴いたら困る腹の虫
春風にスカートふわり おやじニヤッ
窓口で時間取ってるオバサン連
旅終わり 開口一番「ウチがいい」
君からの便りを待って早二年
松の枝 神籤を結び君を待つ
「電話する」受話器見つめてベルを待つ
私から電話できないもどかしさ
ドキドキと人目気にしてあなた待つ
この駅でいつもあなたと待ち合わせ
「待ち合わせ 駅はまずい」とあなた言う
来るはずのないあなたへの伝言板
息きらせ「待った?」とあなた夢の中
スティション 出会いと別れ 今日もまた
風の駅 見かけたあなた家族連れ
秋風にコスモスの花 ユラリ揺れ
陽だまりのベンチにふたつ白い影
大の字になって見上げる青い空
夕焼けに染まる公園 せつなくて
皮肉にも出会いと別れ同じ場所
枯れ葉舞う 秋の日暮れに何思ふ
病葉を拾ひて君を懐しむ
夢の中 読んだためしのない手紙
あれは夢? 煙草の匂い 腕枕
雨が降る 哀しい気持ち流すよに
雨粒は天使が落とす涙かな?
紫陽花の青あざやかに雨の街
雨粒で涙ごまかし空見上げ
ついて行く あなたの影を踏まぬよに
別れ際 ふたつの影が重なって
夕焼けとあなたの背中見送って
何気なく言われた言葉 突き刺さる
意地っぱり 気持ちと言葉 裏返し
出来るなら あの日の言葉 消したいよ
紙の上 輝く言葉ちりばめて
人生はいつも二股 選択股
今頃はちがう人生 歩いてた
初恋はほぼ結ばれぬものだから
いつの世も男と女はややこしい
主婦しても女ですもの 恋したい
亭主には見せない笑顔 あの人に
街を行くステキな男に目はハート
妻子あるあなた 私は人妻で…
夫には死んでも言えぬヒミツあり
誰にでも心に秘密あるものだ
黒板の相合い傘のきみは今…
黒板の相合い傘は遠い過去
あの人と一つの傘で歩きたい
もう少しこっちへお寄りと肩抱かれ
「ポストマンご苦労さま」と投函す
筒型のポストに落とす旅便り
今日もまたポストのぞいて便り待つ
球児たち 砂をあつめて夏が逝く
球児らの涙しみこむ砂哀し
甲子園 汗と涙の砂光る
砂に書く「I Love You」を波が消す
砂の城 はかない夢もくずれゆく
「元気です」君の便りが嬉しくて
「どうしてる?」あなたの声が聞きたくて
遠い日の花火ではない恋心
少しだけ時間を止めていいですか?
いつのまに黄ばんだ写真 過去になり
占いのいいとこだけを信じてる
哀しいが人は天使になれないよ
いつのまに日の暮れ時が早くなり
遠くなり 幼き頃の夏休み
世の中に恐ろしきもの 嫉妬なり
空中で飛行機雲の「I Love You」
菜の花の色したリボン 揺れていた
キミに合う 菜の花色のカーディガン
西行の気持ちがわかる 春卯月
キミは今 夢に向かって歩きだす
信号が変わらなければいいとキミ
交差点 信号待ちで一目惚れ
今の世は自由とわがまま はき違え
流されず自由に生きるキミが好き
名も知らぬ 煌めく星に導かれ
星月夜 キミと二人で歩く道
キミが乗る回転木馬 ボクが撮る
「会いにきて」流れる星に願いかけ
流れ星 あなたにとどけ この思い
流星群 気持ちはひとつ「アイシテル」
助手席にもたれるキミのその寝顔
一面に金平糖の星の夜
五色沼 あなたが漕いだ貸しボート
砂浜に残した足跡 波が消す
ご無沙汰の人から届く「元気です」
なかなかに会えぬ人ゆえ賀状出す
電線をたどって行けばキミの街
改札を抜ければそこはキミの故郷
東京の初雪便り 雨混じり
改札で迎えるキミの顔浮かべ
初雪の頃に出会ったキミだった
やや遅れキミの街にも雪便り
初雪ははかなき恋のため息か
春風のごときブラウス身にまとい
春風のようなあなたが好きでした
遠い日の“お誕生会”キミとボク
キミからのカードが届く年一回
誕生日祝ってほしいな、あの人に
紫陽花が色変えてゆく梅雨の町
紫陽花と見紛う如き傘の花
ハラハラと散る花びらの無常かな
花びらを浮かべ乾杯 花見酒
雑草のように生きたい この世界
雑草のはびこる庭に夏は来る
雑草の中にもキラリ 花みつけ
校庭に歓声戻る 新年度
校庭を駆け回った日 なつかしい
寺町で 木の芽田楽 乙なもの
木の芽時 おかしな人にご用心
孫追いつ 目を細めてる好々爺
いつまでも孫でいたいね お正月
ベンチでは日向ぼっこの爺と孫
新緑の萌えさかる街 キミと往く
新緑が目にも眩しい頃となり
鯉のぼり 新緑のなか泳いでる
駅前の放置自転車 困り物
駅前のティッシュうれしい花粉症
公園の木陰でのんびり お弁当
木陰には涼しい風が吹き抜ける
雨の街 色とりどりの傘の花
雨の日の地下鉄車内 ムシムシと
雨が降る 吾の心も鉛色
雨上がり 空にかかった虹の橋
橋の下 ブルーシートの家並び
風あびて 水上バスで橋めぐり
夏本番 開幕告げる花火かな
台風が去って真夏日 戻りたり
台風が去ったあとには晴れマーク
台風の後片付けに汗流す
早師走 気ばかり焦る年の暮れ
年の暮れ 街行く人も忙しなく
除夜の鐘 煩悩払い 年迎え
年越しの蕎麦に祈るか 幸あれと
去年(こぞ)今年 祈る幸せ 永遠に
七草を過ぎて待ちわび梅の花
正月も終わり頭を切り替える
七草の粥に漂う春兆し
大寒を過ぎて春へのプロローグ
立春が過ぎれば早し雛祭り
冬枯れの庭に一輪 梅の花
残雪の白き穂高に君眠る
立春を過ぎて待ちわび 花便り
内裏様 白酒呑んで ほろ酔いに
ひなまつり 過ぎて待ちわび 花便り
春待ちの 弥生の空に霞立ち
東風 春待つ吾の髪乱し
待ちわびる すみれタンポポ 桜花
校門を くぐる親子に 花吹雪
みな笑顔 卯月の空に 乾杯す
友と往く 桜並木の 散歩道
桜花 今を盛りと咲き誇る
満開の桜見上げて みな笑顔
十五夜の月に祈るか幸せを
満月の中で餅つくうさぎかな
添えられた「お元気ですか」嬉しくて
一行の手書きの文字に笑顔見え
一枚のハガキに託す 「元気です」
春待ちの 里に一輪 梅の花
待ちわびる「光の二月」花便り
コンビニで買えない物はキミの愛
こんな時 鳴いたら困る腹の虫
春風にスカートふわり おやじニヤッ
窓口で時間取ってるオバサン連
旅終わり 開口一番「ウチがいい」
君からの便りを待って早二年
松の枝 神籤を結び君を待つ
「電話する」受話器見つめてベルを待つ
私から電話できないもどかしさ
ドキドキと人目気にしてあなた待つ
この駅でいつもあなたと待ち合わせ
「待ち合わせ 駅はまずい」とあなた言う
来るはずのないあなたへの伝言板
息きらせ「待った?」とあなた夢の中
スティション 出会いと別れ 今日もまた
風の駅 見かけたあなた家族連れ
秋風にコスモスの花 ユラリ揺れ
陽だまりのベンチにふたつ白い影
大の字になって見上げる青い空
夕焼けに染まる公園 せつなくて
皮肉にも出会いと別れ同じ場所
枯れ葉舞う 秋の日暮れに何思ふ
病葉を拾ひて君を懐しむ
夢の中 読んだためしのない手紙
あれは夢? 煙草の匂い 腕枕
雨が降る 哀しい気持ち流すよに
雨粒は天使が落とす涙かな?
紫陽花の青あざやかに雨の街
雨粒で涙ごまかし空見上げ
ついて行く あなたの影を踏まぬよに
別れ際 ふたつの影が重なって
夕焼けとあなたの背中見送って
何気なく言われた言葉 突き刺さる
意地っぱり 気持ちと言葉 裏返し
出来るなら あの日の言葉 消したいよ
紙の上 輝く言葉ちりばめて
人生はいつも二股 選択股
今頃はちがう人生 歩いてた
初恋はほぼ結ばれぬものだから
いつの世も男と女はややこしい
主婦しても女ですもの 恋したい
亭主には見せない笑顔 あの人に
街を行くステキな男に目はハート
妻子あるあなた 私は人妻で…
夫には死んでも言えぬヒミツあり
誰にでも心に秘密あるものだ
黒板の相合い傘のきみは今…
黒板の相合い傘は遠い過去
あの人と一つの傘で歩きたい
もう少しこっちへお寄りと肩抱かれ
「ポストマンご苦労さま」と投函す
筒型のポストに落とす旅便り
今日もまたポストのぞいて便り待つ
球児たち 砂をあつめて夏が逝く
球児らの涙しみこむ砂哀し
甲子園 汗と涙の砂光る
砂に書く「I Love You」を波が消す
砂の城 はかない夢もくずれゆく
「元気です」君の便りが嬉しくて
「どうしてる?」あなたの声が聞きたくて
遠い日の花火ではない恋心
少しだけ時間を止めていいですか?
いつのまに黄ばんだ写真 過去になり
占いのいいとこだけを信じてる
哀しいが人は天使になれないよ
いつのまに日の暮れ時が早くなり
遠くなり 幼き頃の夏休み
世の中に恐ろしきもの 嫉妬なり
空中で飛行機雲の「I Love You」
菜の花の色したリボン 揺れていた
キミに合う 菜の花色のカーディガン
西行の気持ちがわかる 春卯月
キミは今 夢に向かって歩きだす
信号が変わらなければいいとキミ
交差点 信号待ちで一目惚れ
今の世は自由とわがまま はき違え
流されず自由に生きるキミが好き
名も知らぬ 煌めく星に導かれ
星月夜 キミと二人で歩く道
キミが乗る回転木馬 ボクが撮る
「会いにきて」流れる星に願いかけ
流れ星 あなたにとどけ この思い
流星群 気持ちはひとつ「アイシテル」
助手席にもたれるキミのその寝顔
一面に金平糖の星の夜
五色沼 あなたが漕いだ貸しボート
砂浜に残した足跡 波が消す
ご無沙汰の人から届く「元気です」
なかなかに会えぬ人ゆえ賀状出す
電線をたどって行けばキミの街
改札を抜ければそこはキミの故郷
東京の初雪便り 雨混じり
改札で迎えるキミの顔浮かべ
初雪の頃に出会ったキミだった
やや遅れキミの街にも雪便り
初雪ははかなき恋のため息か
春風のごときブラウス身にまとい
春風のようなあなたが好きでした
遠い日の“お誕生会”キミとボク
キミからのカードが届く年一回
誕生日祝ってほしいな、あの人に
紫陽花が色変えてゆく梅雨の町
紫陽花と見紛う如き傘の花