週末の日曜日、友人が教えてくれたバーゲンセールに行き、
賢い買い物をしてきた。「掘り出し物をゲット」という表現を使いたいのだが、
正直なところ、掘り出し物を自力では見つけられず、会場の方に
ご協力、教えていただき、良い結果を結ぶことができた。
昨年末より、まっとうなトレンチコートを1着購入したいと思っていた。
悲しいかな、人生も折り返し地点を過ぎようとしているのに、
「安物買いの銭失い」という悪習慣から、なかなか足を洗うことができない。
昨年秋に、安物のトレンチコートをバーゲンセールで1着買ったのだけれど、
値段に似合って、温かくないのだ。
トレンチなら、バーバリー。
「バーバリーは予算20万円、カジュアルラインのバーバリー ブラックレーベル
で予算10万円前後か。さあ、どうする」と想い悩みながら1年が経った。
今月10月初めに開催された伊勢丹メンズバーゲンのチラシには、トレンチコートが
4から5万円くらいで掲載されていた(またもや安物買いの・・・?かも)。
そして、それに前後して、池袋東武のショウウィンドウで、三陽商会の
国内生産のオリジナルコート「100年コート」約9万円の存在を知った。
10月も半ばに入り、肌寒い日が多くなってきた。そろそろ、行動を起こさなければ、
というタイミングで、友人からバーゲンセールの情報。
友人の勤めている企業向けのファミリーセールがあり、
バーバリーではないが、同じく英国の老舗アクアスキュータムの
取り扱いがある、と。
10月20日の東京は朝から寒い雨。わりとしっかりした雨。
バーゲン会場まで遠いのでやめようか、と思ったり。
しかし、いざ、バーゲンへ。
僕は身長170はあるのだが、とても痩せていて肩幅もない。
ということで、いつものことだが、ぴったりのサイズがない。
あったとしても、品数が極端に少ない。その中で、色の選択
もあるわけだから、バーゲンで気にってかつサイズもぴったりな商品を
購入できる確立は極端に低い。
今回も同じだった。
会場の売り物のジャケットを1着借りて、コートを
数着試着して、「やっぱり駄目か」と諦めかけていたところ、
売り場担当の方が、「これを着るには気合がいるのですが、
いかがでしょうか」と言って他のハンガーから持って来たのが、
トレンチではなく、ダッフルコート。つまり、今回購入した、
この写真の紺のダッフルなのだ。
気合がいる、つまり重い、ということ。
すぐには乗り気がしなかったのだが、同行した僕の奥さんが、
「あなたは、トレンチというよりもダッフルの方が絶対に似合う」
という発言に動かされて袖を通してみた。たしかにどっしりとした
質感と重さだ。 サイズはピッタリだ。
ダッフルコート、もう何十年も着ていない。
高校生の時に1着購入し、お気に入りとなり、その1着を
大学生まで着続けた。社会人になった折に、そのダッフルは
妹が受け継いで着てくれた。
さて、続きである。
「うーん、確かにいいんだけれど、今日はビジネス用を
探しているので、ダッフルはちょっと・・・。僕は営業職なのです」
「このダッフルだったら、お客様の訪問にも問題ないし、素敵ですよ。
銀行員さんというわけではないですよね」
「ええ、銀行に勤めているわけではないのですが、仕事柄
真面目さと信頼感を訴えなければならないのです」
「大丈夫だよ、トレンチよりダッフルの方があなたらしくていいんじゃないかなあ」
というような3人の会話がやりとりされた。
コートを脱いで、コートの細部を確認。しっかりしている。
実用的な細工、工夫も十分だ。遊び心に満ちた裏地。
メイドイン、イングランド。
「トレンチじゃないけど、ま、いいか!」
結論が出た。
バーゲンセールは面白い。当初の目的や意図とはかけ離れた
展開や結果になることが多々あるのだ。
この件については別の機会に改めて述べてみたい。
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賢い買い物をしてきた。「掘り出し物をゲット」という表現を使いたいのだが、
正直なところ、掘り出し物を自力では見つけられず、会場の方に
ご協力、教えていただき、良い結果を結ぶことができた。
昨年末より、まっとうなトレンチコートを1着購入したいと思っていた。
悲しいかな、人生も折り返し地点を過ぎようとしているのに、
「安物買いの銭失い」という悪習慣から、なかなか足を洗うことができない。
昨年秋に、安物のトレンチコートをバーゲンセールで1着買ったのだけれど、
値段に似合って、温かくないのだ。
トレンチなら、バーバリー。
「バーバリーは予算20万円、カジュアルラインのバーバリー ブラックレーベル
で予算10万円前後か。さあ、どうする」と想い悩みながら1年が経った。
今月10月初めに開催された伊勢丹メンズバーゲンのチラシには、トレンチコートが
4から5万円くらいで掲載されていた(またもや安物買いの・・・?かも)。
そして、それに前後して、池袋東武のショウウィンドウで、三陽商会の
国内生産のオリジナルコート「100年コート」約9万円の存在を知った。
10月も半ばに入り、肌寒い日が多くなってきた。そろそろ、行動を起こさなければ、
というタイミングで、友人からバーゲンセールの情報。
友人の勤めている企業向けのファミリーセールがあり、
バーバリーではないが、同じく英国の老舗アクアスキュータムの
取り扱いがある、と。
10月20日の東京は朝から寒い雨。わりとしっかりした雨。
バーゲン会場まで遠いのでやめようか、と思ったり。
しかし、いざ、バーゲンへ。
僕は身長170はあるのだが、とても痩せていて肩幅もない。
ということで、いつものことだが、ぴったりのサイズがない。
あったとしても、品数が極端に少ない。その中で、色の選択
もあるわけだから、バーゲンで気にってかつサイズもぴったりな商品を
購入できる確立は極端に低い。
今回も同じだった。
会場の売り物のジャケットを1着借りて、コートを
数着試着して、「やっぱり駄目か」と諦めかけていたところ、
売り場担当の方が、「これを着るには気合がいるのですが、
いかがでしょうか」と言って他のハンガーから持って来たのが、
トレンチではなく、ダッフルコート。つまり、今回購入した、
この写真の紺のダッフルなのだ。
気合がいる、つまり重い、ということ。
すぐには乗り気がしなかったのだが、同行した僕の奥さんが、
「あなたは、トレンチというよりもダッフルの方が絶対に似合う」
という発言に動かされて袖を通してみた。たしかにどっしりとした
質感と重さだ。 サイズはピッタリだ。
ダッフルコート、もう何十年も着ていない。
高校生の時に1着購入し、お気に入りとなり、その1着を
大学生まで着続けた。社会人になった折に、そのダッフルは
妹が受け継いで着てくれた。
さて、続きである。
「うーん、確かにいいんだけれど、今日はビジネス用を
探しているので、ダッフルはちょっと・・・。僕は営業職なのです」
「このダッフルだったら、お客様の訪問にも問題ないし、素敵ですよ。
銀行員さんというわけではないですよね」
「ええ、銀行に勤めているわけではないのですが、仕事柄
真面目さと信頼感を訴えなければならないのです」
「大丈夫だよ、トレンチよりダッフルの方があなたらしくていいんじゃないかなあ」
というような3人の会話がやりとりされた。
コートを脱いで、コートの細部を確認。しっかりしている。
実用的な細工、工夫も十分だ。遊び心に満ちた裏地。
メイドイン、イングランド。
「トレンチじゃないけど、ま、いいか!」
結論が出た。
バーゲンセールは面白い。当初の目的や意図とはかけ離れた
展開や結果になることが多々あるのだ。
この件については別の機会に改めて述べてみたい。
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