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泳がせてナンボ。

2007-12-18 12:54:49 | マーケティング戦略に役立つ情報
こんにちは。中小企業診断士の青木公司です。

今日は寒いですね。朝、近所の停車してある車のガラスについた霜を取っている人を見かけました。子供の頃、霜のついたガラスに指で落書きしたりしていたことを思い出しました。

さて、今日は店内の回遊性のお話です。

横浜のある町に2軒のAとBという八百屋があります。

両方とも、小学校の教室くらいの広さがあり、おいてある商品には差はありません。

両方の場所ですが、駅から徒歩4分。徒歩1分のところに大型のスーパーがあり、その近隣に立地して、そのスーパーの客を取り込む形です。距離も立地する道は違いますが、同じくらいの距離です。
人通りも同じくらいです。

ところが売上規模はA店に対して、B店のほうが200%は上の売上を上げています。

A店は品揃えは同じなのになぜだと思い、ためしにB店の置いていない、漬物や梅干をおいてみましたが、差は埋まりません。

差は以下のとおりです。

B店の優れている店。

1. スーパーマーケットのある側(=実は駅の反対側)を入り口にしていること。

2. 店をコの字型でワンウェイコントロールしていること。

3. 店頭に目に付く目玉商品をおき、購買頻度の高い、レタス、キャベツを店の中のコーナーにおき、店内に取り込み、出口近くのレジ前で果物を買わせるということで、そつなく買い物客を取り込み、購買させていること。

B店は顧客の流れを考えて、入り口を設置しています。

B店は店頭の目玉商品で、顧客の目を捉え、購買頻度の高いレタスを店奥に置くことで店内に誘導しています。

一方通行でレジは出口にあるので、店の中をすべて歩かせ、商品すべてに目を生かしています。

レジ前で果物を見て、思わず買わせています。

お店に注意を引かせ、商品に興味を持たせ、食べたいという願望を起こし、記憶させ、購買行動にいたらせる。これはAIDMAという消費者の購買時の心理をうまくとらえています。

ワンウェイコントロールで購買者にストレスを感じさせない。

そして、お店の中を長く歩かせる回遊性を高めましょう。

皆さんのお店はどうですか。皆さんの知っているお店はいかがですか。

さあ、今日もがんばりましょう。
コメント (1)
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