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ちょい悪のパワーを使え 中小企業の人材活用術

2007-12-14 09:36:54 | 組織人事戦略に役立つ情報
おはようございます。中小企業診断士の青木公司です。

今日は気持ちいい青空です。

こういう日は外を歩くのが体がひんやりとして、スキッとしますよね。

さて、今日は人材活用のお話です。

中小企業にとって、人の採用、活用は頭の痛い問題ですよね。

少子化の中、現在は大企業を中心に、史上最強の求人バブル。

なかなか中小企業にはいい人材が入ってこない、入ってきても辞めてしまうという悩みが多いと思います。

実は、ここにも一つ解決のヒントがあります。

それは、「大企業が大企業だけに採用しないニッチ人材を狙え」ということ。

その一つに「ちょい悪人材を狙え」というのがあります。

ここで、また、最強のお弁当や「玉子屋」の人材活用術をお話します。

http://www.tamagoya.co.jp/kaisha/kaisha.html

年間売上高72億円を誇る一日の配送個所4000箇所以上のこのスーパー中小企業(中堅企業)ですが、独特な人材活用を行なっているそうです。

それは「非優等生の力の活用」です。

玉子屋では、「サーファー」「ミュージシャン志望」「元暴走族」「高校・大学中退のフリーター」など、元悪がき達を活用しています。

玉子屋の菅原勇継前社長はこういいます。

「元悪がきたちは天然魚。優等生は養殖魚」

天然魚の元悪がきは、人からえさを貰わず、自分で考えてえさを取るエネルギーがある。

挫折を知っているから、人の痛みがわかる。

そして、誉められたことが少ないから、「お客に誉められる」「社長に誉められる」そうすると本気で「顧客のためになることは何か」を徹底的に考え、心の中の大きなエネルギーを体の外に出してがんばるそうです。

お客のためなら、上司にも食ってかかる。

そんな彼らに、実力があれば、学歴、経験年数、社員・アルバイトを問わず、無制限で上位の仕事を与える。

そのことが強力なモチベーションとなり、がんばるようです。

玉子屋の配送スタッフが一日で配る弁当の量は500食(同業他社の2倍)、さらに顧客からの情報収集、新規顧客開拓、商品の提案、競合他社の情報収集をこなし、すべては顧客の喜びのために人の2倍3倍働く。

他の同業他社がうらやむすばらしい人材活用の秘密は、どこの会社も敬遠するそうした「ちょい悪人材の活用」にあったのです。

さあ、「いい人材がいない」というのはもうやめましょう。

人間は底知れない力を持っています。

それを無限大にするのは人のモチベーション。

その従業員も能力と「モチベーション」を最大に引き出すのは経営者の方の力なのです。

さあ、今日もがんばりましょう。


コメント (7)
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