中小企業診断士・人気プロ研修講師・コンサルタント・人気プロコン塾売れプロ塾長あお先生こと青木公司の元気が出るブログ

企業研修・診断士講座の超人気講師、コンサルの中小企業診断士青木公司が使える経営と診断士試験ノウハウについて熱く語ります。

カオナシになっていませんか?

2007-12-21 12:54:56 | マーケティング戦略に役立つ情報
こんにちは。中小企業診断士の青木公司です。

今日はいい天気ですね。

今日も資格大手学校のLEC東京リーガルマインドにて、中小企業診断士講座二次財務講義の収録講義を行ないます。

さて、本日は身の丈でできる営業向上策についてお話します。

私は髪を切る理容店は、横浜市神奈川区にある理容室一つに決めています。

理由は

①髪を切る時に毎回細かく説明する必要がない(顧客関係性の重視の戦略)。

②ヘアスタイルの出来栄えが推定できる(高品質の影響提供)

③理容師が顔なじみで、話が楽しい(コンタクトパーソネルのインタラクティブマーケティング)。

④翌日、髭剃りが必要ないほどの超深剃り髭剃り技術(副次サービスの差別化)

⑤他の理容店を圧倒する機械と手を使った肩、腰マッサージ(副次サービスの差別化)

⑥清掃が行き届き、かつ、ウッディーなきれいな店舗(居心地のいい空間の提供)

⑦①~⑥で3,600円という値ごろ感ある価格(値ごろ感という価格戦略)

サービスは「生産と消費の非同時性」という特徴があって、サービスを受けている間、サービスだけでなく、空間や人との触れ合いも同時に受けるため、事後にはすべてがサービスの一部となるのです。

これらはすべて、戦略的に位置づけられており、これにより私は囲い込まれ、関東に住む限り、ずっと通い続ける優良顧客であり続けるわけです。

しかし、このお店に入ったのはほんのちょっとしたことでした。実はこのお店の近辺にはもう一軒理容店があり、どちらにいこうか迷っていました。この顔なじみの店に決めた理由は以下の1点ポイントだけです。

「店頭のガラスにサービスメニューごとの価格の張り出してあった。」

この差だけなのです。

理容店をはじめとするサービス業は無形性というものがあり、この場合、実際に髪を切るまで、実際の仕上がり具合などを確かめることができない。そういう業種の場合、特に価格やサービス内容が体験する前にわからないということは、非常に顧客にとって大きな不安材料になります。

最初にお店に入ってもらえなければ、いくらすばらしいサービスがあっても、一円の売り上げにもなりません。

我々のお店もこんなカオナシショップになっていませんか?

我々の会社はどんな会社かわからないカオナシ会社になってませんか?

我々自身は、自分の魅力を伝えてますか?

第一印象数分で87%、生涯変わらない印象は決まるのです。

コメント
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