毎度のことながら窪田特等席をお願いしたところ、またまたお隣はjunkoさんでした。(よかった~)お向かいのお2人も3月のときと同じ方で、色々お話できて楽しかったです。
今回は「174th KIRIN LAGER CLUB」という冠つきのライブだったので、7時45分頃に登場されるなり、勝田さんからキリンの宣伝が。
「174回目らしいですよ、僕渡辺貞夫さんのやつ行きましたけど、ドラム石川さんだったんですか?!さすがミュージシャン歴40年!」とのくだりが笑えました。
1曲目からミドルテンポのかっこいい新曲でした。2曲目「Wind It Up」でさっそく3人のパワフルさが炸裂。勝田さん、窪田さんについては、いつもすごい演奏だという頭で観に行くのですが、ライブに行ってみていつも思うのが、
「やっぱり石川さんのドラムはすごい」。
最近は野球帽ではなく、ジョー・ザビヌルみたいなニット帽の石川さん、相変わらず淡々としつつ、ドラムは熱い。
3曲目「Groove Jam」へと続き、ちょっと意外だったのがアルバム最後の曲で静かめの「Tune Req」が、ライブで聴くとすごくよかったこと。窪田さんの言われる通り、確かに勝田さんは吹き通しでした。勝田さんのSAXが堪能できる1曲でした。
前回私が窪田さんを拝見したのは、ちょうど3ヶ月前のTRIXで、その時はMCはほとんどなく、覚えているのは「エロいよ、オレは!」の捨てゼリフだけ。久し振りに聞いた勝田さんとの掛け合いはやっぱり面白くて、結構笑わせてもらいました。そんな中、次の曲紹介を
「石川にやってもらいたいんだよな」
と窪田さんがふり、勝田さんがマイクを持って石川さんのところへ。するとそのマイクを手に取った石川さんが一言、
「らっちもーど、です」
と曲紹介を!これはものすごくめずらしいことだそうです。「ミュージシャン生活40年のうちで初めてのMC」とか言われて恥ずかしそうにしている石川さんがかわいかったです。その「Latch Mode」もかっこよかったのですが、その次の1stステージ最後の曲がまたすごかった。前日は名古屋でD-DECKの製品発表会でのライブがあったそうで、夜、勝田さんの「缶ビールじゃなくて生ビールが飲みたい」というわがまま?に「オレ早く帰って曲作りたいんだけど」という窪田さんの申し出を、石川さんは「じゃあおまえだけ先に帰って曲作れば」と。ひどい!結局ライ○ンで生ビールを飲んで帰ったそうですが、帰宅後窪田さんは朝の4時まで作曲をし、また早起きをして朝の11時までに何と2曲も作られたそうです。連日連日違う場所でのライブをこなしつつ、寝る時間を割いて曲を作る。心から尊敬してしまいます。そしてできあがった曲を当日のリハーサルだけで演奏してしまうという・・・。
「とちったら「ああ、プロもとちるんだ」ということで」と最初におっしゃっていましたが、それはそれはゴージャスな感じのブラスがキメキメの、とんでもなくカッコイイ曲で、「これが数時間前にできた曲か?!」という感じでした。最後もバシッとキマッて、石川さんと笑顔を交わす窪田さん、素敵でした。
超人?天才?言葉が見つかりません。曲というのはたとえ頭に浮かんでもすぐ消えてしまうし、それを譜面に起こして形にしてなんぼなので、その作業が次々とできてしまう窪田さんは本当にすごい人だと思います。一体今までにどれほどの曲を、世に出してこられたのでしょう。あやかりたいです、ほんと・・・。