工場長の製作日誌

模型製作記録とか辺境の記録とか

アダチ 日本セメント凸型電機

2015-01-04 16:19:04 | 今日の製作所
あけましておめでとうございます。
今年も当ブログをご覧いただきありがとうございます。



新年初の作業はパーッと行こうぜ!という事で、昨年の仕掛品を仕上げました。
アダチのバラキット、日本セメントの凸電です。
このキットは組み掛けで数年前に入手したもので、上回りが組立済み(瞬着で!)であり、瞬着をすべて除去してハンダ付けで組み上げるとなるとなかなか大変・・・
ということで長い眠りに就いていたものです。

そのまま放っといても勿体ない!という事で一念発起し、再度「耐衝撃」の瞬着を流して強化。
上回りは瞬着組みとなった訳です。
多分落としたりしない限り大丈夫(ハンダで組んでも落としたら無事じゃあ無いですけどw)

フレームはさすがに瞬着では不安なのでハンダで組み立て。
エンドビームは上下逆に取り付けてバッファを追加、実車通り朝顔式の連結器を装備しました。
ステップもキットには付いていませんが、エンドウの電車用広幅の物を加工して取り付けました。

・・・ここまでは旧年中の作業。
特段変わったことはしていないので写真も特に無いです(汗





生地完成で2か月位放置してしまったので、このままではイカンということで完成させました。

まず下地の塗装



ブラスクリーン→クレンザーで洗浄し、ヒーターでよく乾燥させてからプライマーを塗布。
フレームはGMの黒、上回りにはサフを吹きました。
・・・この後フレーム天端が肌色だとわかりフレームにもサフを吹いています。

厄介だったのが肌色。
予想はしていたのですがこの色、立体感が全く出ない!
仕方がないので、新しく発売になった茶色のサフを再度塗布して肌色塗装を行いました。

コレね



おススメです。
・・・まぁ上からベタ塗りしちゃうとあまり意味はないですが。



フレームは自家調合したダークグレーを使用。真っ黒だと多少違和感があります。
とにかく立体感を出す為に手摺は白く塗装(実車通り)し、鐘もグレーを塗った上から焼鉄色を塗り、真鍮が錆びたような?色にしてみました。
・・・鐘については実車はクリームで塗装されていたようです。



前面は先述の通り、キットから連結器を加工しています。実車通り、自連の車と連結するには控車が必要になってしまいました。
・・・リアリティを追及するか、模型としての実用性?を追及するか、悩ましいところです。

・・・手摺めっちゃ曲がってしまったw

ちなみに、実車は同じく朝顔式の連結器を持つナローの様な木造の鉱車や人車を牽引していました。
晩年は専ら入替などに使用されていたようですが、自連と朝顔式の連結器を持つ控車と共に使用されたようです。


・・・控車や人車など気になりますが、暫くは単体で楽しむことになりそうです。