大きな厚紙が手に入ると作りたくなるペーパー車体
性懲りもなくまた始まりました。
だいぶ以前からですが東側の車両に興味がありまして・・・
最近特に気になっているのがルーマニア鉄道の気動車たち
class77とclass78
77が2軸のレールバスのような小型車、78が立派な流線形気動車です。
・・・写真を転載するのもアレなので、気になる方は「CFR class78」などと検索してみてください。
驚きなのが1930年代のルーマニア製というところ。
年代的には日本ではキハ41000、42000に相当すると思いますが、
失礼ながら普通に良く出来ているように思います。
更に驚きなのが2000年代に更新されたり、ごく最近まで稼働していること
ドイツ製の新型車がドシドシ投入されているようで、今日も走っているかは分かりませんが。
・・・Googlemapでアラドやコンスタンツァを訪ねると上から見ることが出来ます。
class77は極めて単純なスタイルで模型化しやすそう、というか実物が模型みたいなんですが、
今回は完成の暁には見栄えのするだろう78に挑戦してみます。
ドイツのFliegender Hamburgerを大人しくしたようなウツボみたいなスタイルをしています。
どうせ図面なんて手に入らないしタイプ(自由形)と割り切って、スタイルブックから流電52と60系客車の寸法を取ってきて作図してみました。
そもそも長さは25mだと思うのですが、あまり長いと色々不便なので16番の20mに合わせたり、客窓は写真を見る限り割付けが各車バラバラ、しかも年代によって異なるようなので割り切って等間隔にしたりかなりテキトーですw
ちなみにclass78は両運と片運とあるのですが、今回は片運車の現在?の姿にしてみました。
展開図を作成して切出し
日本型と違って窓が単純なのでカンタンです(笑)ちょっと窓の天地寸法が大きすぎたカモ。
20m車が内板・外板で縦横に取れる大きな厚紙は希少です。
・・・まぁ買えばいいんですがw
前面の流線形は印象把握が難しいので、モックアップを製作していろいろ試してみました。
形はそこまで難しくないですが、窓のサイズ・形状が気に入らず5回作りました。
オデコとバッファが無いのでイマイチなんだという事にしますw
屋根はのぞみ工房のぴったり屋根板Aを使用します。
流電デビュー時のような全体を覆うスカートなど、どのように作るか考えるのも楽しみです。
さて、2題め。
紙も余っているし、どうせならと昔から作りたかった流線形気動車を
昔のTMSの記事にあった片ボギー車
・・・スクラップにした際に控えなかったため、何号の記事か分かりません。誰か教えてください。
東横キハのショーティーです。
雑誌に展開図が載っているのでコピーして切出し。
内板は別図の図面からカットしましたが、説明通りの倍率で印刷しても長さが微妙に合わないので要注意。
・・・筆者は内板は外板に貼ってから切り出しているので、そもそも仕方ないんですけどね。
屋根はペーパーキットを真似て、スペーサーの厚紙を挿入して形を整えるようにしてみました。
・・・というように、記事から図面は頂戴したものの組立て方法は完全無視ですw
こんなん上手くできるんか、という感じでしたが、意外とそれっぽい姿になってきました。
・・・つづく
小林信夫氏の記事は、TMS2000年9月(673)号に掲載されたものですね。