日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

最低賃金1002円になりました。野口様もう1枚上乗せしましょう!

2023-07-29 21:25:00 | 経済
はじめのことば

青年でも中年でも「~してくれない」と言い始めた時から精神的老化が進んでいる      
        曽野綾子

時給のお話し

今回は、時給の話題です。
岸田首相の一声で、最低賃金、時給が全国一律”1002円”に決定しました。野口英世様1枚を超えるのにどれだけの月日がかかったのでしょうか?失われた30年、景気後退、デフレ時代が長く続きました。値上げをするのは勇気がいる時代、消費が鈍くなりますので、売り手側は躊躇せざるをえませんでした。景気がほどよく上昇するには、消費が伸び、企業の売上が伸び、それと同時に、働く人たちの実質賃金が上がり、余剰金ができ、貯金、投資にまわすことができるだけの収入を得ることができれば、自然と国民から笑みがこぼれるようになります。

景気回復の第一歩、”時給1000円”超えました。これでも、物価高にはとても追いつくことはできません。今後、賃金アップに企業がどれだけ耐えることができるか正念場です。世界一の時給は、オ-ストラリアの”2200円”です。わが国の倍以上です。”1002円”で停滞していると日本より下に位置している国々に追い越され、取り残されてしまいます。せっかく”野口英世”1枚になったのだから2枚になるように希望をもつことが大切になってきます。その目標に向けて、歯車が回転し始めました。止まることがないように祈るばかりです。

バイトの思い出

今から50年ほど前になります。駅地下のハム専門店のバイトを3年間していました。ハムをスライス、そして陳列、販売、レジ、労働時間は3~4時間ほどでした。始めの時給は”300円”、辞める時は”380円”になりました。3年で80円上がったことになります。当時のラーメンは一杯”211円”でした。

『ラーメンの一杯の価格は昭和37(1962)年に48.5円、昭和50(1975)年に211円、平成元年(1989)年に437円、平成10(1998)年に515円、平成22(2010)年に594円と推移している。つまり48年で12倍まで上昇している』
   gendaimediaより

バブル崩壊する前は、定期昇給あまり前、ボーナス満額支給、接待費使い放題、景気がよい時代でした。

「あの日に帰りたい」

最低賃金の図です
2022年度 (令和 4年度、2022/10~2023/10) の全国最低賃金ランキング | ひと目でわかる!最低賃金

2022年度 (令和 4年度、2022/10~2023/10) の全国最低賃金ランキング | ひと目でわかる!最低賃金

2022年度 (令和 4年度、2022/10~2023/10) の最低賃金の全国ランキングです。2022年度の最低賃金は、2022年10月~2023年10月頃までの最低賃金です。


1980年度 (昭和55年度、1980/10~1981/10) の最低賃金 | ひと目でわかる!最低賃金

1980年度 (昭和55年度、1980/10~1981/10) の最低賃金 | ひと目でわかる!最低賃金

1980年度 (昭和55年度、1980/10~1981/10) の各都道府県の最低賃金を日本地図を使った色付きグラフなどで確認できます。


 ワンコインランチ

デフレ経済の申し子といえば、”ワンコインランチ”財布に優しい商品です。材料費、人件費が上がっているのにもかかわらず、価格維持してくれている企業努力に感謝です。


        


きょうの記事です

最低賃金、1000円以上へ大詰め 中小企業は慎重:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA253YY0V20C23A7000000/

今日はこれでお仕舞いです。ご訪問くださいましてありがとうございました。

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