はじめのことば
青年でも中年でも「~してくれない」と言い始めた時から精神的老化が進んでいる
曽野綾子
時給のお話し
今回は、時給の話題です。
岸田首相の一声で、最低賃金、時給が全国一律”1002円”に決定しました。野口英世様1枚を超えるのにどれだけの月日がかかったのでしょうか?失われた30年、景気後退、デフレ時代が長く続きました。値上げをするのは勇気がいる時代、消費が鈍くなりますので、売り手側は躊躇せざるをえませんでした。景気がほどよく上昇するには、消費が伸び、企業の売上が伸び、それと同時に、働く人たちの実質賃金が上がり、余剰金ができ、貯金、投資にまわすことができるだけの収入を得ることができれば、自然と国民から笑みがこぼれるようになります。
景気回復の第一歩、”時給1000円”超えました。これでも、物価高にはとても追いつくことはできません。今後、賃金アップに企業がどれだけ耐えることができるか正念場です。世界一の時給は、オ-ストラリアの”2200円”です。わが国の倍以上です。”1002円”で停滞していると日本より下に位置している国々に追い越され、取り残されてしまいます。せっかく”野口英世”1枚になったのだから2枚になるように希望をもつことが大切になってきます。その目標に向けて、歯車が回転し始めました。止まることがないように祈るばかりです。
バイトの思い出
今から50年ほど前になります。駅地下のハム専門店のバイトを3年間していました。ハムをスライス、そして陳列、販売、レジ、労働時間は3~4時間ほどでした。始めの時給は”300円”、辞める時は”380円”になりました。3年で80円上がったことになります。当時のラーメンは一杯”211円”でした。
『ラーメンの一杯の価格は昭和37(1962)年に48.5円、昭和50(1975)年に211円、平成元年(1989)年に437円、平成10(1998)年に515円、平成22(2010)年に594円と推移している。つまり48年で12倍まで上昇している』
gendaimediaより
バブル崩壊する前は、定期昇給あまり前、ボーナス満額支給、接待費使い放題、景気がよい時代でした。
「あの日に帰りたい」
最低賃金の図です
ワンコインランチ
デフレ経済の申し子といえば、”ワンコインランチ”財布に優しい商品です。材料費、人件費が上がっているのにもかかわらず、価格維持してくれている企業努力に感謝です。
きょうの記事です
最低賃金、1000円以上へ大詰め 中小企業は慎重:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA253YY0V20C23A7000000/
今日はこれでお仕舞いです。ご訪問くださいましてありがとうございました。
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