植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

人と話せるようになったのは吉兆か?

2024年04月20日 | 雑感
ワタシは約8年前に60歳定年で勤務先を退職いたしました。(そこから先に働きたくなかったのです)。そして一変した生活の中で、最も変わったのが「人との付き合い」であります。
それまでは平日、何やかや言っても、会社に行けば大勢の知り合い、職場の同僚がいるので、数十人の人と言葉を交わす、挨拶する、会話するなどが当たり前でした。

退職したら、仕事をせずに家に居るのですから、家内以外の人と顔を合わせる事が極端に減ってしまいますね。定年後始めたのが「メダカ養殖」書道・篆刻、ガーデニングとブログ、とまったく趣味の世界(お金を稼ぐ目的なし)でどれも人との接触はほとんど不要なのです。

現在でも、ワタシが店舗外回りを管理するコンビニの従業員と会話する、ご近所さんと挨拶する、夕食のお惣菜を届けてくれたお向かいさんにお礼を言う、程度で体感的には1日を通して、家人を除くと1~3名くらいしか会話をしない日々であります。また、1年前に軽い鬱病と診断されて、人と会う事話す事が億劫になり外出もめっきりへりました。

ところが昨日は全く様変わりでありました。朝のウオーキング、ブログ更新までは約1時間半、家内除くと誰とも一言も話しておりません。
しかし、月に一度のかかりつけの病院に薬を貰うことにしたのです。
1人目8:35 病院の受付女性「どこかのどに違和感とか咳とか発熱がありますか?」→ワタシ「いいえどこも悪いところはありませんよ」(それじゃ病院に何しに来てるの?)と軽口をたたきました。
2人目8:45 医師「なにか変化はありますか」→ワタシ「今飲んでいる薬(特に睡眠導入剤)は認知症の発生要素になると聞きましたが?。最近自分の記憶がめっきり落ちているのは老人性のボケでしょうかね?」などと先生に気安い言葉で話していました。
3人目9:00受付の女性 お勘定の話
4人目9:05薬局の女性 「何か新しいお薬の処方はありましたか?」→いつもと同じですよ
5人目9:20薬局の男性「胃のあたりに異常はありませんね?」→「ずいぶん長く待たせたねぇ。あ、薬の種類がすごく多いから仕方ないか(笑)、一日でいい時と悪い時が波のように繰り返すんですよ」

いつもの薬を貰うだけで5人の関係者と会話をすることになりました。

薬を持ち帰って、次にやることが「ヤフオク」出品物が落札になったので、郵便局からおてがる配送で落札品を発送します。品物を持ち込んで送り状をプリントアウトして窓口の女性に見せます(6人目)、100円の発送用の箱を買い、今度は別の女性に新聞紙やらセロテープを頼みます(7人目)箱にテープで固定して丸めた新聞紙を入れ封をしたらおしまい。

もうお昼の時間なので家内をつれて大型の商業施設へ。そこではおそばを食べて、施設の2階3階を腹ごなしがてらひたすら歩くので、誰とも口をきくことはありません。帰宅して仕事場に徒歩で向かうと反対方向からマスクをしたお婆さん。誰だかわからないのにいきなり「これからご出勤ですか?」あっ、お向かいのおばちゃんだ、自分の大あくびをしっかり見られました。(8人目)

仕事場(コンビニ店舗の2階)に入れば印を彫ったりメダカに餌をやったりで誰とも口をきくことはありません。1時から4時くらいまでいつものように誰とも顔を合わせることはなかったのです。
しかし、店舗外の様子を見に行ったとたん、お店のパートさんと遭遇。この人は店舗の裏で大きな「独り言」を言う癖があるのです。話しかけられたと勘違いしてしばらく立ち話してしまいました。(9人目)

ようやく歩いて帰路についたのが4時半、すると向こうから見覚えのある男性が近づいてきました。あっ、家内の従兄だ!。ニコニコしながら「お仕事帰りですか?」と尋ねられまたちょっと立ち話、これで一日10人の他人様と会話を交わしたことになります。これまでの普段の日の5倍(笑)くらいか。

軽い鬱病ながら、昨日は軽い会話を難なく交わし、冗談やしゃれみたいな事を喋ったのです。もしかしたら、これまで不快で苦しんで来た鬱病が「快方に向かう」その兆しの一つかもと思ったのです。これまで対人恐怖症気味で、口が重かったのに、昨日はよく話す事が出来ました。もしそうだと大変うれしい一日だったと言えるのです。

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