植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

柑橘が順調に熟してきました

2024年11月18日 | 植物
今年は柑橘類が豊作なのです。
8年ほど前からコンビニ建物の裏手(南向き)の緑地帯に柑橘類を主体に果樹を植えて育てています。柑橘以外はブドウ一つとプラム一本だけ。

柑橘類は10本ほど植えてあります。
何年もかかって木が成熟し、成長に伴って柑橘の収穫が増えてきました。勿論果樹の多くは成り年(沢山の実がつく)の翌年はほとんど花が咲かないので、平均的に毎年食べたければ、開花する時期に摘み取って調整するといいそうです。
ワタシの場合は、農家さんとは違って沢山収穫出来ればご近所に配るし、実が付かない年は翌年期待するだけの事。なので間引きやら生産調整は一切やっていません。昨年一杯成った「清見オレンジ」は今年一個の実もつきませんでした。

そうした中、今年沢山美味しく食べられそうなのが「デコポン」であります。もはや柑橘の王様と言っていいほどの大きさと美味しさがあります。数えてみると約60個の実がついたのです。

次に豊作なのは一見温州ミカンと見間違えるような「せとか」であります。100個以上がたわわになり、黄色く色づきました。ところがこれは見た目だけで今はまだ酸っぱく渋みもあります。12月頃収穫して2か月ほど追熟しないと食べられたものではありません。

せとかのそばに植えている「はるみ」はまだ緑色。
収穫時期が2月でそれから追熟させるようなのでそれまでの管理(鳥や小動物が食い荒らさないよう)がなかなか大変なのです。

次はレモン、これは酸味が決め手ですからすでに収穫を始めていて、お隣さんにも差し上げています。レモンティーや洋食の添え物などの料理用材料として喜ばれています。

これは「麗紅」まだ木が小さく4つしか結実していません。2月から3月まで指をくわえて、鳥に荒らされないよう袋を被せます。表皮が薄いのです。

名札がどこかに飛んで行って品種がわからないものもあります。お尻に丸くリングがあるので「はるか」ではないかと思いますが
2種類の柑橘の名前がわからなくなっています。仕方ない。実がついているので黄色くなってから2か月くらい寝かせて食べようと思います。

それにしても、きよみ・はるみ・せとか・はるかなどと似たような女の子さんの名前を付けていて紛らわしいたらありゃしない(笑)。

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フェイジョアが食べ頃になりました💖

2024年11月13日 | 植物
今、フェイジョアの収穫期にあたります。
フェイジョアは幻のフルーツとも言われ、一般的にはほとんど販売されていません。収穫量が絶対的に少ないからなのか、授粉樹が必要だとか手間暇がかかるとかで、効率が悪いせいなのか農家さんでもほとんど扱う方はいないようです。

ワタシは、コンビニの裏手に緑地帯を管理し、一部「果樹コーナー」として主に柑橘類を植えています。そこの一角に「フェイジョア」を植えてかれこれ7年ほどになります。
このフェイジョアが収穫期を迎えているのです。この果樹は普通の果樹とは違って、自然落果を原則としています、なので上記写真のように落ちてきた果実をネットで受け止めるようにしております。

現物はこれ。こんなに複数に集まるのは珍しく、ほとんどが単体で、枝についております。収穫まじかの果実は大きさが小さな鶏卵(チャボ程度)になります。これが下のネットに落ちているのを拾うのが今の毎朝の日課になっています。

収穫後1週間前後が食べごろ。そっと触ってみて表皮が柔らかくなるまで「追熟」させます。
これを真ん中からカットしてスプーンで掬って食べます。皮ごと食べてもいいと言われていますがお勧めはしません。味は木の実にしては珍しくフルーティでジューシィー、そしてとても甘いのです。キウイフルーツと共通点が多いのですが、大きさでは負けても美味しさではフェイジョアがはるかに優っていると思いますよ。

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畑にふた月遅れの大根

2024年11月02日 | 植物
ワタシの畑作りは腐葉土・米ぬか・油粕などの有機材を発酵させて作る「ボカシ肥料」や市販の堆肥、苦土石灰などをまき、よく耕してだいたい出来上がりです。
後は植える野菜によって、化成肥料やら牛糞堆肥などを追加します。
この秋口には、キャベツ、白菜、ブロッコリーなどの葉物を少々植え、あとはニンニクに玉ねぎとネギ類を植えていました。しかし、大根を忘れていました。だいたい大根は、15℃あたりを成長期としており、8、9月に種を蒔き秋に太らせて年内に収穫するもの。それを10月も終わりになって思い出したのです。

これは家人の強い要請もあって、10/27ダメ元で蒔きました。深さ20㎝近く鍬で掘り起こし20cmほどの高さに盛り上げました。これの二畝にそれぞれサッカーにちなんで11ずつ種蒔きの穴を空け、3個ずつの種を蒔いたのです。去年から今年と平均気温が高いのでうまくすれば、種蒔きと同様、ふた月遅れのまま1月あたりで収穫できるのでは、といささか甘い期待の中の作業でした。
そして1週間後がこれ↓

期待通り芽が出ました💖。これでしばらく様子を見て一番元気な苗を残して後は間引きします。本葉が5.6枚になった頃合いがいいそうで、今月の中旬あたりか。

ゆっくり元肥をやって土を涵養する時間が無かったので、種蒔き後に化成肥料などを撒いておきました。売りに出すわけではないので、そこそこの大きさになれば成功、そしていくらか曲がったり根っこが二股になったりしてもどうということはありません。あとはお天気任せ、最低今月いっぱいは最低10℃くらいの気温が続いて欲しいところであります。うまくいけば来年1月か2月に22本の小ぶりの大根が収穫できるのでは、と密かに願っております。
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ワタシの野菜作りはお天気頼み

2024年10月30日 | 植物
いつものように今朝も朝5時過ぎにウォーキングに出かけました。今日も朝から小雨で、10分も歩いたら本降りになってきました。傘を持たずに出たので慌てて家に傘を取りに戻って雨中散歩でありました。断続的な雨、昨日も時折雨粒が落ちて来ました。梅雨時期を含め夏場あれだけカンカン照りが続き、一滴の雨が降らない日が何週間も続きました。ところが10月に入って半ばころから、秋晴れどころか、ほとんど毎日雨降りであります。
 そこで10日ほど前からマイガーデンの中の狭い野菜畑に、雨の止んでいる頃合いを見計らって野菜作りを再開致しました。

 マイガーデンは、実はコンビニの裏手に隠れた緑地帯で、通常は、建設の申請をする際、常緑樹などを数十本植えるという建築条件をつけられます。これをクリアしながら、バラ園・果樹園・畑となるよう植え替えをしたのです。
ワタシはその緑地帯の管理(運用)を任せられているので植物を植える、育てるという条件さえ満たせば何を植えてもいいという立場です。

そこで店舗に来るお客様が見えるところはバラ園、見えないところ(建物の裏、南側)には果樹と野菜を作る事にしたのです。ですから、店舗敷地の一定の割合を緑化するという本来の意図をちゃんと守っております。

さてその畑、この時期に植える野菜は多くがネギ類であります。小葱・玉ねぎ・ニンニクなどの植え付け時期なのです。あとはキャベツ・白菜などの葉物であります。家人に尋ねたら「大根は?」と訊かれました。調べて見たら大根は種蒔きが8・9月、収穫が12月頃とあります。大根は残念なことに原則として苗は売っていません、あくまで種から育てるのですね。しかし、去年今年と平均気温が高く、この時期でも日中30℃ちかくなります。種蒔きして発芽さえすればなんとかなるのでは、と数日前に大根の種を蒔きました。

あとはニンニク・玉ねぎの苗を植え、ブロッコリー・キャベツ・サヤエンドウなどを少々植え付けしました。それだけで大体畑の7割が埋まりました。何しろ十数坪しかない畑なので少数多品種にならざるを得ないのです。

通常なら植えたばかりの苗や種ですから、1日おきくらいに水やりをします。しかし、これまで2週間近くほとんど毎日降水があるので、水は撒く必要がありません。あとは20℃前後の気温がどのくらい続くかでマイ(ベジタブル)ガーデンの成否が決まるでしょう。1日おき位に青空が出て日が当たるといいのですが、なにしろこのところの極端できまぐれなお天気次第であります。
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チユウキンレンを人に譲る

2024年10月29日 | 植物
一昨日のこと
ワタシがいつものように畑の世話や、鉢物の水やりでマイガーデンに赴くと、ワタシと同じくらいの年代の男性が、ワタシが育てているバラや、鉢植えをのぞき込んでいました。ちゃんとした身なりというより、ちょっとお金持ち風の高そうな上下を着こんだ男性でした。競輪新聞などを抱えているところを見ると、マイガーデンに隣接した競輪場の駐車場からうちのコンビニ(セブンイレブン)に寄って何か買い物をしたついで、といった風情でした。

「何か興味がありますか」と声を掛けると、もじもじしながらもはっきりと「チユウキンレンがあるんですね」、と仰る。ワタシは7,8年前にネットで取り寄せた地湧金蓮(チユウキンレン)を大切に育て、数年前に開花した花がいまだに咲いています。3年前には広がった株を掘って、3つの鉢植えに株分けして育てています。


それを見たオジサンが興味をもって見ていたのです。地湧金蓮は滅多に見られない珍しい植物で、中国雲南省の植物、幾度か花の国際博覧会に出品されて有名になったようです。以前のワタシもネットでしか見かけたことが無いのですが、見た途端気に入って、マイガーデンに植えてみたいという欲求が強く、1万円前後で購入した記憶があります。このオジサンも意味は同じで、ネットで売られているのをたまに見つけて購入を検討していたらしいのです。恐らくなかなか高価なので購入を躊躇していたようです。「耐寒バナナ」 という別名を知っていたくらいですから。

ワタシは、500種類以上の植物を育て、その1/3くらいは鉢植えにしています。熱帯性なので冬場は温室に退避させるもの、地植えするには小さいもの、逆に大きくしたくないものなどを鉢植えにしているのです。元々狭いガーデンなので、地植えする余地が年々減ってきたというのが最も大きな理由です。チユウキンレンも、株分けしたはいいが、植え替えるところが無く、3鉢の中に窮屈に収まっていたのです。

オジサンに「欲しければ5千円位で譲るよ」というと目が輝きました。よほど欲しかったと見えて5千円なら今すぐ払う、と仰る。ネットでは5千円はおろか1万円や2万円するものですから、彼にとっては願っても無い破格の値段ですね。しかもこれから競輪に行こうという人ですから軍資金は持っています。そこで商談成立、彼にとっては自転車の車券を買ってスることを考えたら、現物が確実に安く入手できるのですから飛びつくわけです。

かの男性はSさん、育て方や地植えの注意点を聞きながら、また来ますのでいいろいろ教えてくださいと言って帰っていきました。実際は乗ってきた車に鉢植えを積んで、そこから競輪場へいったのでしょう(笑)。ワタシにとってはいまだにお金にするためにガーデニングをしているわけではありませんが、背丈をはるかに超えるほど大きく育つチユウキンレンです。鉢植えをいつまでも3鉢も世話するのも大変なので、大事に育ててくれそうな人に渡すのは望むところ、儲かったなどとは思いません。これも何かの縁、彼が競輪の開催の度に、こちらに立ち寄るようになるとちょっと面倒かな(笑)。



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